なでしこジャパン世界への船出!アルガルベ杯の注目は、『個の見極め』

3月1日からポルトガルで開催される『FPFアルガルベカップ2017』に参戦する日本女子代表=なでしこジャパン。昨年4月に指揮官へと就任した高倉麻子監督体制では初の国際舞台になります。

今後のなでしこジャパンは、すでに前回大会の優勝国として来年4月にヨルダンで開催されるAFC女子アジアカップへの出場が決定。2019年のFIFA女子ワールドカップ・フランス大会の出場権もかかるアジアカップへ向けたチーム強化を図らなければいけないのが現状です。

なでしこジャパンは、現地ポルトガルには2月24日に到着。余裕を持って現地入りし、みっちりとトレーニングを組んでいる事からも分かる通り、このアルガルベ杯から高倉監督による新たなチーム作りが本格化して行く事になります。

アルガルベ杯は『”個”の能力診断テスト』


高倉監督の下で迎える初の国際大会では『個の見極め』が行われる。by jfa.jp

いよいよ、世界へ向けた航海に出る「なでしこジャパン・高倉号」。しかし、船には定員オーバーがあるため、まずは船長・高倉監督による船員(選手)の選抜が必要です。

そんな中、今年7月に開催される女子のEURO2017に出場するスペインやアイスランド、ノルウェーと対戦できるアルガルベ杯。個の力量を図りたい日本、EUROへの最終チェックとして真剣勝負の場が欲しい欧州勢の思惑はピタリと合致しており、面白い大会となりそうです。

グループリーグ3試合+順位決定戦1試合の合計4試合を中1日で3試合、中2日で1試合過ごす強行日程も、『”個”の能力診断テスト』に近い日本の目的からすれば、多くの選手のパフォーマンスをチェックする重要な機会と受け取りたいところ。

今回のコラムでは、アルガルベ杯に招集されている23選手をポジション別に分け、個の能力や組み合わせについて解説。アルガルベ杯開幕前に是非1度、ご閲覧ください。(以下、招集メンバー23選手)

【アルガルベカップ2017 女子日本代表】

<GK>
1 山根 恵里奈 ヤマネ エリナ(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)○
12 山下 杏也加 ヤマシタ アヤカ(日テレ・ベレーザ)
23 池田 咲紀子 イケダ サキコ(浦和レッズレディース)※
<DF>
3 鮫島 彩 サメシマ アヤ(INAC神戸レオネッサ)○
2 有吉 佐織 アリヨシ サオリ(日テレ・ベレーザ)○
5 川村 優理 カワムラ ユウリ(アルビレックス新潟レディース)○
④ 熊谷 紗希  クマガイ サキ(オリンピック・リヨン/フランス)○
18 中村 楓 ナカムラ カエデ(アルビレックス新潟レディース)
15 高木 ひかり タカギ ヒカリ(ノジマステラ神奈川相模原)
21 北川 ひかる キタガワ ヒカル(浦和レッズレディース)
<MF>
10 阪口 夢穂 サカグチ ミズホ(日テレ・ベレーザ)○
6 宇津木 瑠美  ウツギ ルミ(シアトル・レインFC/アメリカ)○
7 中島 依美 ナカジマ エミ(INAC神戸レオネッサ)
19 佐々木 繭 ササキ マユ(ベガルタ仙台レディース)
8 千葉 園子 チバ ソノコ(ASハリマアルビオン)
14 中里 優 ナカサト ユウ(日テレ・ベレーザ)
17 長谷川 唯 ハセガワ ユイ(日テレ・ベレーザ)
<FW>
9 菅澤 優衣香 スガサワ ユイカ(浦和レッズレディース)○
11 岩渕 真奈 イワブチ マナ(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)○
20 横山 久美 ヨコヤマ クミ(AC長野パルセイロ・レディース)
16 田中 美南 タナカ ミナ(日テレ・ベレーザ)
13 増矢 理花 マスヤ リカ(INAC神戸レオネッサ)
22 籾木 結花 モミキ ユウカ(日テレ・ベレーザ)

※GK平尾知佳 ヒラオ チカ(浦和レッズレディース)欠場のため変更。
○はカナダW杯登録メンバーで、合計9選手、背番号の○囲いは主将

【守護神不在のGK】山根VS山下のバトルに浦和勢が切り込む!


国内リーグで着実に実績を積み上げるGK山下。by ntssports

GKは準優勝した2015年のカナダW杯を最後に人選が様変わり。海堀あゆみさんが現役を引退し、現在33歳となったベテランの福元美穂選手(INAC神戸)もリオディジャネイロ五輪アジア予選後は選外に。

そのカナダW杯の初戦でスイスを完封したGK山根恵里奈選手と、プレナスなでしこリーグで2連覇中と国内で確実に実績を積み上げているGK山下杏也加選手の一騎打ちになっています。

187cmとカナダW杯参加国全選手の中で最も身長が高い選手だった山根選手。そのワールドクラスの高さは、さらに1cmの”伸び”を見せた模様。誰もがワールドクラスの身体能力を持つ彼女に成長を願う中、肝心のパフォーマンスにはあまり”伸び”が見られないのがもどかしいところ。

逆に21歳とまだまだ若さのある山下選手が確実に経験と実績を積み上げ、安定感のあるプレーで山根選手に刺激を与える以上の存在=ファーストチョイスに名乗りを上げています。

ただ、山根選手も山下選手も「守護神」と形容できる水準には達してはいません。今回3番手として招集されながら体調不良により辞退したGK平尾知佳選手と、代替招集されたGK池田咲紀子選手は共に浦和レッズLに所属しており、クラブでの切磋琢磨から飛躍の可能性も十分にあります。

 尚、1月の代表候補合宿でGKは4選手招集されていましたが、その4人も今回招集(代替含む)された4選手だったため、当面はこの序列は変わりなしと考えられます。

【人材不足のCB】熊谷はアンカーか?若手抜擢の兆候


なでしこの新主将となった熊谷。代表でもMFとしてプレーさせるのか?今大会の注目ポイントだ。by lequipe.fr

1月の合宿最終日に高倉監督から新主将に任命されたDF熊谷紗希選手は絶対的な存在ながら、欧州最高峰のクラブである所属元=オリンピック・リヨンではボランチとして起用されており、その攻撃性能を代表でも活かす考えは高倉監督の構想でも顕著になっています。

DFの選手を中盤で起用するとなると、守備重視や中盤の守備を引き締めて攻守の切り替えの速さからカウンターを狙う策か?と考えられますが、熊谷選手は攻撃面でもミドルシュートやゴール前のクロスに合わせる能力などを持ち合わせるダイナミックなプレーをリヨンで披露しているため、これは攻撃面を考えてのトライです。

実際に昨年のスウェーデン遠征でも試された事実が証明されている事に加え、今回のアルガルベ杯に新潟LのDF中村楓選手がサプライズ選出された事は、今大会で熊谷選手をボランチ起用する際の備えだと考えられます。

しかし、熊谷選手以外の3選手は、本職がCBではない川村優理選手と、あまりにも代表経験が乏しい高木ひかり選手(代表キャップ1試合)、中村選手(同、0キャップ)となり、経験面では何とも心許ない陣容。それでも昨年から2部でプレーしていた高木選手を代表に定着させていた高倉監督ならではの人選にも感じられます。

本職ではない選手が多くなるCBですが、そもそも熊谷選手も浦和レッズLではボランチを務めていた選手で、川村選手も攻守にダイナミックに絡むボランチ。高木選手も所属のノジマではCBとしてプレーしていますが、登録はMF。中村選手もロングフィードに長けています。

全選手が「蹴れる」CBであるのは共通しており、その中でも2部の高木選手や決して攻撃的なチームではない新潟LでCBを務め、泥臭い仕事もできる選手が抜擢された印象。中でも昨季2部の新人賞に選出された高木選手は、高倉監督が継続的に代表招集をかけながらも実戦起用が少なかったため、今大会でまとまった出場機会が与えられると考えられます。

【関連記事】『女子欧州最高峰のUWCLで躍動する熊谷紗希に注目』

【U20代表組の合流で人材豊富なSB】鮫島の奮起に期待

U20代表から昇格した北川(後列右から2人目)や、U23代表の清水など、SB陣は一気に層が厚くなりそう。by jfa.jp

 CB同様に若手の抜擢が予想されるのは現在19歳の左SB北川ひかる選手。彼女にとって高倉監督は2014年のFIFA-U17W杯優勝、昨年のU20W杯3位入賞時の指揮官でもあり、言わば「高倉イズム」を最も体現できる選手。

これまで不動の存在でありながら、世界大会では守備面でフィジカルの弱さと背後への守備の脆弱さを問われていた左SB鮫島彩選手の弱点を補強できる1対1や対人守備の強さも兼ね備えています。

右サイドにはカナダW杯でMVP候補にもノミネートされたDF有吉佐織選手が君臨。攻守に高いレベルを保っている彼女が不動の存在で、今大会では代役は招集されていません。

ただし、アルガルベ杯と並行開催されるラ・マンガ国際大会(スペイン)に参戦するU23日本代表の右SB清水梨紗選手は北川選手同様に「高倉チルドレン」であるため、今回は先発起用の可能性が高いU23代表に回ったと考えられます。

以上の事から、下部年代の代表を率いて来た高倉監督のイズムが最も濃く出て来そうなのは、このSB陣。ラ・マンガ組の台頭も注視しつつ、アルガルベ杯では北川選手の攻守に積極的なプレーに注目です!

W杯や五輪など最も経験豊富の鮫島選手とのポジション争いは注目の一つになってくるでしょう。鮫島選手の奮起にも期待です!

【阪口のパートナー不在のMF】構成が定まらない中、宇津木をどう活かすか?


海外クラブでの経験が豊富なMF宇津木。熊谷以上に身体能力とオールラウンドな能力に長ける彼女をどのポジションで起用するのかも見所だ。by thebold.net

日本が2年前に参戦したアルガルベ杯は、参加12カ国中の9位と惨敗した大会でした。世界の女子サッカーのトレンドや世代交代の遅れにより、日本の中盤の選手に求められる要素が劇的に変化した大会でした。

その大会唯一の収穫が、MF阪口夢穂選手とMF宇津木瑠美選手によるボランチコンビの誕生。外国人選手相手にも全く当たり負けないフィジカルの強さと、驚異的なボール奪取能力を持つ宇津木選手のボランチ起用は、その直後のカナダW杯準優勝に大きく繋がりました。また、宇津木選手がボランチに入る事で、それまでは澤穂希さんとのコンビではサポート役だった阪口選手の攻撃面でのポテンシャルが発揮され、一味違ったなでしこジャパンが完成されました。

しかし、その変化はW杯直前になっても得点力が上がらない事を受けての受身の変化であり、実際に宇津木選手はカナダW杯では試合の主導権を握れると想定されたグループリーグでは左SB起用。シビヤな試合が想定された決勝トーナメント開始と共にボランチに固定されていました。

背番号10を着る阪口選手が中盤のエースである事は周知の事実で、そのパートナーを誰にするか?そこで候補に上がるのがDFの熊谷選手。昨季はリヨンで欧州チャンピオンに輝き、女子の欧州チャンピオンズリーグのMVPにも選出されたボランチとしての能力をなでしこジャパンでも活かしたい流れは、熊谷選手以外のCB陣の出来と共に、このアルガルベ杯で見極めが行われるでしょう。

カナダW杯決勝・アメリカ戦、リードを許す展開で超攻撃的なスクランブル戦術に出た日本は<3-4-3>の陣形をとりましたが、その3バックは阪口選手・熊谷選手・宇津木選手。この3選手が高倉監督体制での新チームでも中心になる事は明白です。世間では「熊谷のポジションは何処か?」に注目が集まるでしょうが、実は「宇津木のポジションが何処か?」も重要なポイントとしてアルガルベ杯は見るべきでしょう。

また、<4-1-4-1>システムを採用する際は、アンカーに的確なポジショニングやミスの少ないプレーで攻守を繋げる頭脳派MF佐々木繭選手が、インサイドMF要員としては司令塔タイプでありながら激しいプレーも厭わないMF中里優選手が起用されるでしょう。

【関連記事】『新星なでしこの大黒柱へ!新主将候補のMF宇津木瑠美~時代も求めた異彩を放つ攻守の要』

次ページ:カナダW杯から総入れ替えの攻撃陣~結果次第で”実績組”の復帰も視野に

カナダW杯から総入れ替えの攻撃陣~結果次第で”実績組”の復帰も視野に


若手攻撃陣が今大会でプレッシャーを感じる理由は、アメリカでも大活躍中のMF川澄。現代表にも必要なピース。代表復帰はあるのか。by thebold.net

より個性が問われる攻撃陣について論じる前に確認したいのは、上記した今回のアルガルベ杯の招集メンバー23選手の内訳として、2015年のカナダW杯登録メンバーが9選手になっている事。

多いのか?少ないのか?ただ、そのカナダW杯でレギュラーを担ったDF有吉・熊谷・鮫島、MF阪口・宇津木の5選手は残っており、GK山根、DF川村の両選手もカナダW杯では先発出場の機会は与えられた選手。(下記の図参照)


『カナダW杯からの変化』後方の7人にはあまり変化がないものの、前線の4人が総入れ替えに。

つまり、今回のメンバー構成は、カナダW杯のレギュラー5選手+控え組2選手でGKからDFライン・ボランチまでの7枠は埋められる構成になっており、実はさほど早急な世代交代でもない印象も抱かせる人選である事。アジアのどこかの国は「家を屋根から作る」ようなチーム作りをしていますが、なでしこは土台から作っているという証明です。

しかし、後方の7人とは打って変わり、前線の4人を構成する攻撃陣でカナダW杯から今回も招集されているのは、岩渕真奈・菅澤優衣香選手という控え組だった2選手のみ。完全に総入れ替えになっています。

<4-4-2>を継続採用し、個人よりも組織で崩す傾向が強かった佐々木則夫前監督時代。前体制から高倉監督体制への大きな変化は、<4-2-3-1>や<4-1-4-1>をメインに据え、1トップに個の能力で打開できる選手を置きたい意向にあります。

その変化の中で様々な可能性を模索する段階ですが、結果を伴わない場合は”実績組”の復帰は濃厚。クラブでの活動を優先させて今大会を欠場するFW永里優季選手や、高倉体制以降は招集外が続いているものの、アメリカでも活躍を続けるMF川澄奈穂美選手(シアトル・レイン/アメリカ)もどこかのタイミングで代表復帰すると考えられるだけに、今大会に招集されている攻撃陣にはインパクトのある結果が求められます。

【無名の逸材が台頭のトップ下】1トップ採用なら千葉が固定か?


2部のハリマ所属ながら代表に定着しているMF千葉。今大会で定位置獲得の可能性もあるシンデレラガール的存在。by h-albion.jp

その中でもトップ下のポジションが生まれる<4-2-3-1>の採用時、この役割を担うのは、2部のASハリマ・アルビオン所属のMF千葉園子選手。

1トップにこれまでの主軸だったFW永里選手のような大柄でポストプレーが巧みなタイプではなく、高倉監督は岩渕選手や横山久美選手のような個人技に長けた選手を起用。これまでは守備負担の多かったサイドでの起用により、活かしきれていなかった彼女たちの”個”を全面に出すチーム作りが高倉監督のカラーとなっています。

個人技に長けた岩渕選手らが1トップに入る際、それを支えるのがトップ下の千葉選手。これまで2トップ制でFWがこなしていたポストプレーや空中戦、攻撃の起点作りをこなし、1トップの守備の負担を軽減させる。外国人選手相手にも競り負けない身体能力の高さも活かせる千葉選手には、この役割が見事にハマっています。

他にも候補選手はいますが、オーソドックスな<4-2-3-1>で試合に入る際は千葉選手以外にこの役割を担える選手はいないため、トップ下は彼女の指定席になる可能性が高いです。

【関連記事】『2部・ASハリマ所属のFW千葉園子がなでしこジャパンの主力へ!無名選手の逆転物語!』

【有望株を脱しきれないアタッカー勢】「高倉チルドレン」長谷川に期待感!


2014年のU17W杯優勝時には準MVPに選出されたMF長谷川。恩師・高倉監督の下、フル代表でもブレイクなるか!?by fifa.com
 
そして、最も人材不足な印象が強いのが両サイドハーフやウイングに入るアタッカー。確かに個性的な若手タレントが揃うものの、前体制での世代交代の遅れもあって国際経験が不足しがちなため、”有望株”から抜け出しきれていない印象。また、右サイドに川澄選手、左サイドに宮間あや選手という偉大なる前任者とどうしても比べられてしまうため、より小粒感を漂わせてしまう部分もあります。

ただ、ここにも期待の「高倉チルドレン」として、2014年のU17W杯優勝・昨年のU20W杯3位入賞の主力だった20歳のMF長谷川唯選手が合流しています。

左サイドMFを主戦場としている長谷川選手は、豊富な運動量を前提とした中でのドリブル・パス・シュートをバランスよく使い分ける判断力や、周囲の選手と連動してFWを追い越す流動性・機動力が持ち味のチャンスメイカー。

確かに偉大なる前主将MF宮間選手のようなパスの「出し手」としての精度を誇る司令塔ではありませんが、パスの「受け手」としてオフ・ザ・ボールの動きに優れている現代型のサイドMFです。

そして、サイド起用では中島依美選手と増矢理花選手のINAC神戸コンビも有力。所属クラブで偉大な代表選手と共に過ごした時間では他の選手と比べ物にならない彼女達。中島選手はセットプレーのキッカーやミドルシュート、増矢選手は代表でも鋭さではNo.1のドリブル突破をどこまで出せるか?が注目。

前述したように、川澄選手の復帰も予想されるだけに、今大会で最も熾烈な競争が予想されるポジションです。

【個々のポテンシャルは特大のFW陣】岩渕が遂にエースに名乗り出る!


FW岩渕がエース待遇で迎えられる今大会。不動の存在となるための明確な結果が欲しい!by newspicks

最後にFW。先発の1トップには前述したようにドリブルでの打開力がある岩渕選手と横山選手の何れかが優先されそうです。

また、この2選手は共に途中出場から流れを変えるスーパーサブ役としても機能するのはすでに実証済みなだけに、今後も現代表のフィニッシュワークで重要な存在となり続けるでしょう。

フィジカル勝負の相手やリードを許す展開、相手のプレッシングに押されて中盤が作れない時、そんな時はFW菅澤選手の投入で攻撃パターンを変化。ロングボールやクロスを使った攻撃にシフトします。

そして、昨季のなでしこリーグ1部で18試合の出場で18得点を挙げ、得点女王に輝いたFW田中美南選手。彼女のスピードを活かした突破力と決定力を活かすには、所属する日テレ・ベレーザで(縦関係の)”最強2トップ”を組み、パスセンスやチャンスメイクに優れるFW籾木結花選手とのセットで観たいところ。

1トップ・岩渕&トップ下・千葉、岩渕&横山の2トップ、田中&籾木の2トップ、1トップ・菅澤&左ウイング・横山&右ウイング・岩渕などなど、様々な組み合わせが試される前線で誰が、またはどのコンビ・トリオ・ユニットが結果を残すのか?

守備陣には経験者が多いだけに、攻撃陣には思い切ったプレーを仕掛け続けてもらいたいところですね。

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3月1日開幕!アルガルベ杯日程


アルガルベ杯日本戦はフジテレビ系列で全国生中継。by フジテレビ

以上のような『”個”の能力診断テスト』が実施されるアルガルベ杯は、フジテレビ系列で全国生中継(一部地域を除く)。

高倉監督体制初の国際大会となる、なでしこジャパンを応援しましょう☆

<アルガルベ杯 グループB日本戦日程>

【第1節】VSスペイン
2017年3月1日14:45(日本時間 2017年3月1日23:45)

【第2節】VSアイスランド
2017年3月3日14:45(日本時間 2017年3月3日23:45)

【第3節】VSノルウェー
2017年3月6日14:45(日本時間 2017年3月6日23:45)

<【順位決定戦】VS 未定 >
2017年3月8日14:45(日本時間 2017年3月8日23:45)

連載『今年から見よう!なでしこリーグ1部全チーム紹介』バックナンバー


by nadeshikoleague
 
そして、アルガルベ杯が終わると、3月25日からはプレナスなでしこリーグが開幕。
当サイトでは、1部全チームのクラブの成り立ちやチーム状況、注目選手などを1チームずつ紹介した連載を掲載しております。

こちらも是非、ご一読ください。

(バックナンバーは以下からご覧ください。)
【①マイナビ・ベガルタ仙台レディース編】
【②浦和レッドダイヤモンズレディース編】
【③ちふれASエルフェン埼玉編】
【④ジェフユナイテッド市原・千葉レディース編】
【⑤日テレ・ベレーザ編】
【⑥ノジマステラ神奈川相模原編】

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