イングランド・フットボール界の“ご意見番”が、古巣のクラブを優勝候補に推している。
ハリー・レドナップは、これまでウェストハム、サウサンプトン、ポーツマス、トッテナムなどを率いて歴代3位となるプレミアリーグ通算641試合を指揮した名将だ。2017年にバーミンガムの監督を退任して以降、監督業から離れているが、今でも発言力は健在だ。
そんなレドナップが、英国放送局『Sky Sports』にて大胆予想をしている。今季のプレミアリーグの優勝候補に古巣のトッテナムを挙げているのだ。
「正直、スパーズはトップ4に入ると思う」とレドナップ。「それどころか、今季のプレミアリーグを制する可能性だってある。私のことをクレイジーだと言う人もいるだろう。だがスパーズの戦力を見てくれ。」
「スパーズには素晴らしい戦力が揃っている。全てのポジションに控えもいる。とても強力なメンバーだ。ビッグ2(リヴァプールとマンチェスターC)の牙城を崩すチームがあるとすれば、それは……」
確かにトッテナムは今夏、ギャレス・ベイルを筆頭にMFピエール=エミール・ホイビュア、DFマット・ドハティー、セルヒオ・レギロン、FWカルロス・ヴィニシウスといった選手を獲得した。
「前線にはソン・フンミン、ハリー・ケイン、ギャレス・ベイルがいる。選手層も厚い。中盤も駒が揃っている。両サイドバックも2人ずついる。スパーズは、どのチームにとっても脅威になるだろうね。優勝オッズは知らないが、大金を賭けるべきだ。もしビッグ2以外が優勝するなら、それはスパーズかもしれない。」
今季のトッテナムは、開幕戦こそエヴァートンに0-1で敗れたが、その後は2勝1分け。先週末にはマンチェスター・Uを敵地で6-1と粉砕した。その先週末はリヴァプールが敗れるといった波乱もあった。そのためレドナップは「今シーズンは混戦になりそうだ。先週末の結果がそれを物語っている」と語っている。
果たしてスパーズは、1960/61シーズン以来となる50年ぶりのリーグ制覇を果たせるのか? そういえば、スパーズは下一桁が「1」で終わる年に優勝する伝統がある。だから「2021年」も栄冠を手にするかもしれない。
ただし、同じ番組に出演した元トッテナムのMFジェイミー・レドナップは「ちょっと同意できない……」と父親の大胆予想に首を傾げている!
🗣 "I think they could win the league this year. I know people will think I'm crazy. I'm telling you that is some squad."
Huge shout from Harry Redknapp! He thinks Tottenham could win the league this year. Do you agree? pic.twitter.com/vR3idIexlA
— Sky Sports News (@SkySportsNews) October 5, 2020