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好調、大分トリニータの存在感 独自のスタイルを貫きJ1定着へ

佐藤文孝

2019/07/12 11:55

2019/07/11 09:42

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2019年、J1リーグに開幕から旋風を巻き起こしている大分トリニータ。第18節を終え5位につけており、前半戦途中には公式戦8試合負けなしを記録するなど、チーム力の高さを発揮している。
後方でパスを繋ぎながら相手DFの裏を狙うという独自のスタイルを徹底しており、後半戦、さらに上位を狙っていく。

■連勝はならずも、攻守でポテンシャルを発揮

7月6日に行われた横浜F・マリノス戦は0-1で敗れ前節に続いての連勝は逃したものの、マリノスにボールを支配される時間帯こそ長かったこの試合でも随所に大分の特徴を存分に表現していた。
身体を張った粘り強い守備で耐え続ける展開から38分、カウンターからFWオナイウ阿道が抜け出しシュート。ゴールはならなかったものの、攻め込まれる時間帯から一転、迫力のある逆襲をみせる。また、51分にはMF小塚がドリブルでDFを鮮やかにかわしてクロスでチャンスを演出するなど、個人技でのスキルの高さもみせつけた。

試合後、片野坂監督は「J1で戦うにはマリノスのような『強度』が必要。我々に足りない部分を真摯に受け止めてトレーニングで積み上げていく。次(札幌戦)はホームでのゲーム。勝ち点3を獲るため、切り替えてやっていく」と、悔しさを滲ませながらも自チームの戦いぶりを振り返るとともに、しっかりと前を見据えていた。

■攻撃の起点として躍動する背番号14

大分は6年振りのJ1となる今季、新卒を含め実に13名の選手を新たに加え、2019シーズンに挑んでいる。その多くがここまでのチームの快進撃を支えている中で、すでに「核」となっているプレーヤーがいる。背番号14、小塚和希だ。

今季、開幕からスタメン出場を続けており、中盤にポジションを取りながら細かく繋ぐ大分のシステムの中で、前線への最終パスを繰り出す役割を担っている。特に、チームの得点王でありリーグ日本人トップのゴールを挙げている藤本憲明とのコンビネーションは大きなインパクトを残している。

王者・鹿島を破り話題を呼んだ開幕戦、前半18分の藤本のJ1初得点は小塚のラストパスから生まれており、このゴールから今季の大分の躍進が始まったと言って良いだろう。また6月30日の浦和をホームに迎えてのゲームでも最終ラインとの駆け引きからゴール前へと抜け出した藤本へ、後方から絶妙なタイミングでボールを送りゴールをアシスト、共にDFの裏を狙うイメージが一致した鮮やかなゴールとなった。

初めて本格的にJ1挑戦となる小塚はシーズン中盤を迎え、藤本をはじめチームメイトの動きに合わせるパスの精度がさらに上がってきていることは間違いない。後半戦も大分の攻撃の要として、他チームにとっての更なる脅威となっていくはずだ。
J3から這い上がってきたチーム同様、小塚自身も若くしてJFLからJ1までのカテゴリーを経験している。新人時代より「異質な」パスを武器としていた小塚は25歳となる今シーズン、一気にその潜在能力を解き放っている。

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