イングランドの守護神はプレミア最低のGK!?

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エヴァートンに所属するイングランド代表GKジョーダン・ピックフォード(26歳)が矢面に立たされている。

今シーズン、名将カルロ・アンチェロッティのエヴァートンは、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスなどの大型補強が功を奏してプレミアリーグで開幕から無傷の4連勝スタートを切った。エヴァートンにとってトップリーグでの開幕4連勝は、優勝した1969/70シーズン以来のことだという。

4試合で6ゴールを叩き出したFWドミニク・カルヴァート=ルーウィンがイングランド代表に初選出されるなど、今のエヴァートンには良いニュースしかないように思うが、実は不安材料もある。それは守護神ピックフォードの調子である。

ピックフォードといえば、イングランドが2018年ワールドカップで4強に入った際の正GKで、今年9月の代表戦2試合でもゴールマウスを守っていた。当然、10月も代表に召集されたのだが、エヴァートンではミスを連発しており批判を浴びているのだ。

9月23日のEFLカップのフリートウッド戦では、5-2の勝利を収めるもミスから2失点。そして今月3日に行われたプレミアリーグのブライトン戦でも、ピックフォードはキャッチミスから一時は同点に追いつかれるゴールを許したのだ。最終的に4-2と快勝したが、GKを不安視する声が強まることになった。

英国ラジオ局『talkSPORT』によると、ピックフォードの「失点に直結するミス」は今季リーグ戦では初めてのこと。しかし、昨シーズンから数えると5本目で、これはニューカッスルのGKマルティン・ドゥブラフカと並びプレミアリーグで最多なのだ(10月3日時点)。痛烈に批判されてポジションを失ったチェルシーのGKケパ・アリサバラガよりも失点に直結するミスが多く、プレミアリーグで“最低”のGKと呼ばれても仕方ないのである。

そのため解説者たちもピックフォードに対して否定的だ。ブライトン戦は雨のせいでキャッチミスしたという同情の声に対しても、元チェルシーのスティーヴ・シドウェルは「契約に晴れた日だけ活躍すると書き込むべきなのか? あれは酷いミスだ。サウスゲイト代表監督も決断を迫られる」と『BT Sport』で言い放った。

さらに元ブラックバーンのクリス・サットンもピックフォードを批判した。「不思議なGKだ。常に自信満々の素振りをするが、今は間違いなく自信を欠いているはず。ミスが多すぎる。エヴァートンはゴールマウスに重荷を抱えながらトップ4やトップ6に食い込めるのだろうか?」

果たして、イングランドの守護神はこのまま定位置をキープできるのだろうか……。

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