もし今シーズンもGKケパ・アリサバラガがゴールを守り続けるのなら、チェルシーには期待できないのかもしれない。チェルシーのOBであるクリス・サットンが冷たく古巣を切り捨てている。
2年前に世界最高額のGKとしてアスレティック・ビルバオから加入したケパだが、度重なるミスで矢面に立たされ、放出の噂が出ている。フランク・ランパード監督も同選手をスタメンから外す時期があり、既にチームは後釜候補をリストアップ。レンヌのGKエドゥアール・メンディの獲得に向け、クラブ間で交渉していると伝えられている。
そんなチェルシーのGK事情について、解説者として活躍するOBのサットンは『BBCラジオ』で補強が必須と力説した。「昨季のチェルシーは失点が多過ぎた。ティモ・ヴェルナーやカイ・ハフェルツを獲得したが、彼らの問題はGKと守備なんだ」とサットン。
さらに同氏は「ケパがゴールマウスを守り続けるのなら、チェルシーが何か達成することは“地獄の猫”のチャンスもない。フランク(ランパード監督)だって、ケパを信頼していない態度を取ってきたじゃないか」と言い放った。
「地獄の猫のチャンスもない」とは英語の比喩表現で「全くチャンスがない」ことを意味する。いくら大型補強に成功しているとはいえ、GKを変えない限り、今季のチェルシーには期待できないようだ。
チェルシーのシーズン開幕戦は14日(月)のブライトン戦。果たして誰がゴールマウスを守るのだろうか。もしGKの補強を怠れば、チェルシーのエンブレムのライオンが“猫”に変わってしまうのかも……。
Kepa ready for action! 🧤 pic.twitter.com/KX0uVclBu4
— Chelsea FC (@ChelseaFC) July 6, 2020
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