ユナイテッドの“体育教師”が、満点の演技で名将への第一歩を踏み出す!?

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マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(22歳)が、体育の先生になって全国の子供に“筋肉体操”を指導した。

イギリス国営放送『BBC』の子供向けチャンネル『CBBC』は、自粛生活を送る子供たちのために、有名人が先生になって授業を行う「セレブリティ・サプライ・ティーチャーズ」という番組を6月8日から放送している。

第3回となる6月10日は、ユナイテッドのエースであるラッシュフォードが体育教師として登場。TVの前の子供たちと一緒にエクセサイズを始めた。ハムストリングや股関節をストレッチすると、サーキットトレーニングを開始。腕立て、腹筋、スタージャンプ、片足立ち、片足ジャンプなどをこなした。これには子供もたちも夢中になって体を動かしたようで、TVの前で運動する子供たちの動画がSNS上に溢れかえった。

英紙『The Sun』もラッシュフォードの授業を高く評価しており、「full marks(満点)」とMarcus Rashfordの名前をかけて「Full Marcs」と見出しを打った!

ラッシュフォードと言えば、コロナ禍による休校の影響で食事にありつけない子供たちのために、フードバンクの慈善団体と協力して2000万ポンド(約28億円)の寄付金を集めたことでも有名だ。先月、その功績が認められてグレーター・マンチェスター州の長官から表彰されている。

そういったエピソードが示す通り、彼は本当に真面目なナイスガイなのだ。今回の番組出演に当たっても、ツイッター上で「体育の先生に質問があります。どんな運動をすべきですか?」と教えを請いていた。

そんなラッシュフォードにとって“体育教師役”は名将への第一歩になるかもしれない。というのも、体育教師から監督になって成功する事例は数多くある。例えば、ラッシュフォードも良く知る、ルイ・ファン・ハールやジョゼ・モウリーニョといったユナイテッドの歴代監督も元体育教師なのだ!

最後に、今回のBBCの番組だが、初日にはスパイス・ガールズの“ジンジャー・スパイク”ことジェリ・ハリウェルが登場して「英語」を指導した。2日目は、宇宙飛行士のティム・ピークによる「科学」の授業。そして3日目がラッシュフォードだった。

今後も楽しみな授業の目白押しで、バルセロナや名古屋グランパスなどでプレーした元イングランド代表のギャリー・リネカーによる「スペイン語」や、歌手リッキー・ウィルソンによる「美術」などが控えている。

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