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The winner of the 2019 #UEL will be _________ 👈#UELdraw pic.twitter.com/OzFOqrlRSp
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) 2019年3月15日
チャンピオンズリーグのラウンド8の組み合わせ抽選会が決定した1時間後、今度はヨーロッパリーグのラウンド8の組み合わせ抽選会が開催された。
チャンピオンズリーグの強豪同士の戦いも手に汗握るものがあるが、実はヨーロッパリーグも同様に当てはまる。何でも劇的な試合が多く繰り広げられているからだ。
🇦🇿 Road to Baku 🏆
Which 2 teams will go all the way? 🧐#UEL | #UELdraw pic.twitter.com/DyB8ZJ5GXu
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) 2019年3月15日
抽選家の結果上記のようになった。
劇的な逆転劇でレンヌに勝利したアーセナルはナポリとの対戦。他にはビジャレアルvsヴァレンシアのラリーガ勢対決など注目のカードが多数揃っている。
今回はチャンピオンズリーグ版で好評だったH2Hをヨーロッパリーグでも行っていたいと思い記事にした。ラウンド8で相対するチームの過去の対戦成績をピックアップしたのでご紹介したい。
【ナポリvsアーセナル】
チャンピオンズリーグで「死のCグループ」で惜しくも敗退したナポリはヨーロッパリーグ制覇を誓う。しかし今回の相手はこのところ上り調子のアーセナルとなってしまった。アーセナルは今年に入りようやくエメリの哲学が浸透してきたかのように思える。特に歴代のアーセナルになかったハードワークを導入し、現代フットボールに適合した戦い方にシフトしたため今ではリーグ戦ももちろんヨーロッパリーグでの戦いも上向きになってきている。
実力拮抗の両者の対戦成績は、1勝1敗と五分の成績となっている。ヨーロッパリーグ制覇の意気込みが大きい者同士の決戦はどのような結末になるのだろうか。
【ビジャレアルvsヴァレンシア】
ラリーガ同士の対戦となったこのカードは、激しい戦いになることだろう。ビジャレアルは昨シーズンの魅力的な戦いとうって変わり、今シーズンは降格圏に位置し不安定な戦いが続いているがヨーロッパリーグでは順当にベスト8まで勝ち上がってきた。中々勝ちきれずに引き分けに終わる試合が多いのが今シーズンの印象。対するヴァレンシアはナポリと同じくチャンピオンズリーグの予選敗退でヨーロッパリーグへシフトした格好。肝心なリーグ戦は27節終了時点で7位と来シーズンのヨーロッパリーグ出場まであと少しという位置にいる。マルセリーノ指揮官の下、ソリッドな戦いを見せているのが特徴で2月に入ってから負けがない。マルセリーノにとっては2013年〜2016年までビジャレアルを率いていた過去もあるため思い入れは少なからずあるだろう。
2017年以降の両者の対戦成績はビジャレアル2勝、ヴァレンシア3勝とほぼイーブンの状態。過去6戦で3枚のレッドカードが出るなど激しい戦いになる傾向にある。
【ベンフィカvsフランクフルト】
両者初の顔合わせとなるこのカード。個人的にこの試合が1番注目度が高い。ポルトガルリーグで毎年ポルトと激しい優勝争いを繰り広げるベンフィカ。今シーズンは25節終了時点で得失点差で1位をキープしているが、ポルトのチャンピオンズリーグベスト8進出という躍進を見るとチャンピオンズリーググループステージ敗退でヨーロッパリーグに回ったベンフィカにとっては悔しさしか残らない。せめてこそヨーロッパリーグを制覇したいと願うベンフィカだが、相手はメキメキと実力をつけているフランクフルトと相手が悪い。
一方フランクフルトはヨーロッパのコンペティションで唯一のブンデスリーガ所属のチームとなる。チャンピオンズリーグではバイエルン・ミュンヘン、ドルトムント、シャルケが次々と敗退していったためブンデスリーガのすべてをフランクフルトに託されたといってもおかしくないだろう。そんなフランクフルトはラウンド16でインテルと対戦し、見事アグリゲートスコア1-0でイタリアの強豪を撃破した。今シーズンはヨビッチ、レビッチ、アレの強烈な3トップがフランクフルトの躍進を支えている。守備面やビルドアップの課題は今年加入したローデの活躍によって解消され意気揚々とシーズンを過ごしている。
【スラヴィア・プラハvsチェルシー】
こちらも初対戦となるカード。延長線の末劇的な2ゴールでセビージャを下したスラヴィア・プラハは勢いそのままにチェルシーを追い詰めることができるだろうか。
スラヴィア・プラハの決勝トーナメントでの戦いはおもしろい。先制されてもすぐに追いつき、反対に追いつかれた時でもその後に勝ち越して勝利するなど簡単に崩れることがない相手からすると厄介なチームだ。それだけチームの実力に自信を持っている証拠だろう。見事にヘンクとセビージャに勝利した。
しかし、今回は勝手が違う。チェルシーには通用するのだろうか。チェルシーのヨーロッパリーグの戦いはターンオーバーを取っているため、控え選手たちのアピールの場であったりサッリが施す実験の場であったりするのだが、ヨーロッパリーグの戦いのほうがのびのびプレーして相手を圧倒する試合が多く魅力的だったりする。先日のアウェイのディナモキエフ戦ではジルーの3ゴール1アシストの活躍もあって0-5で大勝するなど爆発的な一面も見せた。このようにリーグ戦ではメンバーを固定化する分控えメンバーたちのコンディションはかえって良好にしている。