コロナ危機による中断から再開後、アトレティコ・マドリードは最高のチームの一つとなっている。
ラ・リーガでは3位に浮上し、8月からのチャンピオンズリーグのファイナル8でも存在感を示すことが期待されている。
再開後のリーグ戦9試合では無敗(6勝3分)という結果、チームのフィジカルコンディションの良さ、何人かの選手の復活・・・ディエゴ・シメオネ監督はどのようにチームを変えたのか?
『ムンドデポルティーボ』が、好調アトレティコの5つの要因をまとめている。
①2月以降は敗北を知らない
アトレティコ・マドリードが公式戦で最後に敗戦したのは、2月1日までさかのぼらなければならない。
サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリードとのマドリードダービーで0-1と敗れたのが最後だ。
だが、その後チームは再び立ち上がり、現在アトレティコは公式戦16試合負けなしだ。
②選手のフィジカルコンディション
中断期間中の選手たちの働きぶりは順調だった。
チームのフィジカル面での準備はポジティブ以上のもので、試合終盤でもチームが素晴らしいレベルを維持していることが、このような良い結果を得るための鍵となっている。
また、3日に1度のペースでプレーしているにもかかわらず、筋肉系の怪我はほとんどない。
③シメオネ監督と選手交代
チーム管理においては誰にも負けないよう徹底してきたシメオネ監督は、5人交代制の新ルールを重宝している。再開後はほぼすべての試合で5人の交代枠を使い切っている。
そして、交代で入った選手たちも結果を残しており、直近の第36節ベティス戦(1-0)では、カラスコのアシストからディエゴ コスタが決勝ゴール。どちらも数分前にピッチに投入されたばかりだった。
④選手の復活
アトレティコの好調のもう一つの鍵は、ベストパフォーマンスを発揮できていなかった選手たちの復活だ。
すでにチャンピオンズリーグのリヴァプール戦で輝きを放ち、そのレベルを維持しているジョレンテに加えて、フィジカル的な問題もなく、センターバックとしての地位とパフォーマンスを回復したヒメネスにも注目だ。
右サイドバックをトリッピアーと交互に務めるアリアス、2020年に自身が出場したすべての試合でアトレティコは1敗もしていないコケ、冬に復帰したカラスコ、そして絶好調のディエゴ コスタも重要なゴールを決めた。
⑤得点力の回復
再開後はチームの攻撃面で明らかな改善が見られるようになった。
アトレティコは再開後の9試合で17ゴールを記録しており、1試合平均でほぼ2ゴールを決めている。
また、ディエゴ コスタ、モラタ、カラスコ、サウール、ジョアン フェリックス、コケ、ビトロと、再開後は多くの選手が得点を記録しているのも特徴だ。
Las 5⃣ claves del Atlético post-confinamientohttps://t.co/mFwTnxGZyZ por @JaviGomara
— Mundo Deportivo (@mundodeportivo) July 13, 2020