今季プレミアリーグで3位につけているレスターに「新星が現れた」とスポーツ情報サイト『The Athletic』が伝えている。
今季のレスターは、ブレンダン・ロジャーズ監督の元で快進撃を見せており、岡崎慎司を擁して奇跡のリーグ制覇を成し遂げた2015/16シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場権の獲得に近づいている。
チームの屋台骨は得点ランク1位のジェイミー・ヴァーディー(33歳)やDFジョニー・エヴァンズ(32歳)といったベテラン勢だが、左SBベン・チルウェル(23歳)やMFジェイムズ・マディソン(23歳)、MFハーヴィー・バーンズ(22歳)といった若い才能の台頭も著しい。
そんなチームにおいて18歳の新星がファーストチームの練習に参加して注目を集めているという。イングランドU-19代表の左SBルーク・トーマスである。14歳からレスターの下部組織に所属するトーマスは、子供の頃にはアーセナルの英雄ティエリ・アンリに憧れるアタッカーだったが、今では左SBを主戦場としている。
A place in the https://t.co/DgooU6jaFG Trophy Quarter-Finals is at stake tonight! 🏆
Luke Thomas looks ahead to the tie at Tranmere 👇
— Leicester City (@LCFC) January 7, 2020
まだトップチームデビューを果たしていないものの、レスターのU-23チームでの活躍が認められ、ファーストチームの練習に参加しているそうだ。今年1月には、U-23チームの試合で初めてゴールを決め、幼顔で試合後にインタビューを受けていた。
"We kept the ball and dominated possession." 👏#lcfcu23s reaction from Luke Thomas 👇
— Leicester City (@LCFC) January 3, 2020
レスターの左SBと言えば、イングランド代表のベン・チルウェルという絶対的な存在がいる。トーマスも、同じ生え抜きのチルウェル先輩には「彼の足跡をたどりたい」とクラブHPで憧れを語っている。しかしチルウェルに関しては、チェルシーが獲得に本腰を入れたと報じられており、移籍の噂が尽きない。万が一にも同選手が移籍することがあれば、一気にトーマスにチャンスが回ってくるだろう。
さらにプレミアリーグは今月4日、再開後から交代枠を「3」から「5」に増やすことを正式に発表しており、そうなれば今シーズン中にトーマスがデビューする可能性だってある。現にロジャーズ監督は「フレッシュさが重要だ。交代枠が増えるなら活用する」と語っており、若手にチャンスが回ってくるかもしれない。
ルーク・トーマス。この名前、今のうちに覚えておいても損はないだろう。