ヨーロッパの戦いは最終盤へ。
いよいよ来週チャンピオンズリーグのセミファイナルが始まる。
日本ではちょうどゴールデンウィークなので仕事や学校も気にせず安心してファーストレグを楽しめるのは非常にありがたい。
🗓️ SEMI-FINALS 🗓️
Tottenham v Ajax
🏴 Tuesday 30 April
🇳🇱 Wednesday 8 MayBarcelona v Liverpool
🇪🇸 Wednesday 1 May
🏴 Tuesday 7 May#UCL pic.twitter.com/2J0GKMbM8N— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) April 18, 2019
チャンピオンズリーグでは、トッテナムvsアヤックス、バルセロナvsリヴァプールが対戦することが決まった。
今シーズンの特徴はセミファイナル進出チームの半数がプレミアリーグ勢が占めていることであり優勝を果たす可能性が高い。
しかしどの勝ち上がったどのチームも当然実力を備えており、最後のワンプレーまで見逃すことはできないだろう。
毎度恒例ではあるが、ここからはセミファイナルで相対する両者の過去の対戦成績にここからは触れていきたい。
トッテナム
⚪️ Llorente 💪💪💪#UCL pic.twitter.com/NwyFcQfbO4
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) April 17, 2019
まさかこの2チームが残るとは…そう思う人はどれだけいることだろうか。
今大会で予想を大きく裏切った2チームがここで戦い合うことになった。
ドルトムント、マンチェスターシティに勝ち抜いたトッテナムとレアルマドリー、ユヴェントスに勝ち抜いたアヤックス。
決して偶然ではなく、ロジックありきの戦術でクレバーな戦いを展開した両者を語る上で彼らを忘れてはならない。
See you soon, @JanVertonghen@AlderweireldTob@ChrisEriksen8@daosanchez26
❌❌❌
— AFC Ajax (@AFCAjax) April 17, 2019
トッテナムのツイートにアヤックスが返信した。
そこにはメールのCc感覚で、エリクセン、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、サンチェスも宛先に含まれていた。
そう、彼らとは現在トッテナムの主力とも言える4選手であり、かつてアヤックスに所属していたメンバーでもある。
こうしたやり取りを見ると、ちょっとしたアヤックスの親心を感じ微笑ましく思ってしまう。
エリクセンの卓越した独創性は右出る者がおらず、ワールドクラスのプレイヤーに上り詰めようとまさにしており、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、サンチェスのディフェンスラインは洗練され攻守において重要な役割を果たしている。
それだけでなく今シーズン大車輪の活躍を見せるソンフンミンは勝ち進むに連れてさらに成長を続けているようにも思える。
ポチェッティーノ体制になりより組織的なチームを作り上げてきたトッテナム。今回はどのような采配を下すのだろうか。
アヤックス
⚪️🔴⚪️ Donny van de Beek 💪#UCL pic.twitter.com/sZexnzP1vj
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) April 16, 2019
一方のアヤックスは、このセミファイナルを対戦するにあたって非常にありがたい朗報を手にすることになった。
アヤックスが所属するエールディヴィジが4/27-28に開催予定だったリーグ戦を5/15へ延期することを発表した。
そのため万全のコンディション調整を行い5/1ロンドンへ乗り込むことになった。
国をあげてこのような対応を行うのはかなり異例のことのように考えられる。
それだけアヤックスのチャンピオンズリーグ制覇を支援する人間が多いということであろう。
ファンデベーク、デヨング、ジエフなど中盤を制圧して試合の主導権を握れるプレーヤーがアヤックスにいることが非常に大きい。
またこの一戦はタディッチとブリンドにも大いに期待したい。
なぜなら、かつてタディッチはサウサンプトン、ブリンドはマンチェスターユナイテッドに所属し、プレミアリーグを熟知しているからである。
タディッチの前線での躍動やブリンドの絶妙な相手との距離の詰め方はプレミアリーグ時代からも感じられ、アヤックスにとっては強みになるはずだ。
過去の対戦成績は
両者の過去の対戦成績を調査したところ、実はまだ1度も対戦していないことが判明した。
参考になるかは微妙だが、今大会グループステージでトッテナムはPSVと対戦しかなり苦戦した過去がある。
もしエールディヴィジ勢に対してあまり良い印象を持っていないとするならば、アヤックスはそこに漬け込んで主導権を早々に握りたいはずだ。
また日程的にも過密日程が続いているプレミアリーグの悪しき風習も加味すればコンディション的にも有利なのはアヤックスなのかもしれない。
果たして結末は如何に。