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【チャンピオンズリーグ4位フィニッシュできるチームはどこになるか】選ばれし4チームの考察

footidiota

2019/04/06 12:18

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NEWS

アーセナル(現在4位)

【有利な点】エジル、ラムジーのスタメン定着
このところアーセナルの屋台骨であるエジル、ラムジーのスタメン定着がアーセナルにとって好転するきっかけを作っているように思える。攻守における献身性が売りのラムジーと攻撃において圧倒的な創造性でゴールをお膳立てするエジルの活躍が2019年エミレーツでの負けなしに繋がっている。
シーズン序盤では彼らの起用に懐疑的だったエメリ監督もようやく彼らなしでは勝てないということに気づいたのだろうか。今シーズン限りで退団するラムジーや引退表明したチェフのためにも何とか3年ぶりチャンピオンズリーグ出場を手にしたい。

【気になる点①】アウェイで勝てない

木を見て森を見ず。
このところのアーセナルはまさにこの言葉の呪縛に取り憑かれている。ホームでの強さは上位陣とも引けを取らないが、今シーズンに入ってもアウェイでは勝ちきれていない。事実、試合数が少ないもののそれを差っ引いても上位陣には追随できていない。
思うにアーセナルは「ヨーロッパでの好成績」と「トッテナムからの勝利」にこだわりすぎた結果、中位陣〜下位陣から勝ち点を取りこぼさないための対策を軽視しているように思える。それは他リーグとは違った一際独特なイングランドフットボールで長く勤める人材を多く揃えていないことからも容易に想定できる。

【気になる点②】そんなアウェイ戦を多く残している

アーセナルは消化したアウェイ戦が他のライバルと比べて2試合多く、要塞とも言われるホームを使えないことが気になる点である。またそのアウェイ戦では、エヴァートン戦、ワトフォード戦、ウルヴス戦、そしてレスター戦と中位陣の中でも簡単には勝たせてくれないチームばかりだ。アウェイ勝率35.7%のアーセナルはここで勝ち点を取りこぼさなければエメリ監督の今シーズン結果は最低限保証されることになるだろう。

トッテナム(現在3位)

【有利な点】遂に復活するホームアドバンテージ

今シーズンのトッテナムはついてない。新スタジアムは完成しない、新選手を補強しない、負傷離脱が重なるなどピッチ以外の場面でも悪いニュースが多く取り上げられた。
今年に入り良い入りを見せたものの、2月下旬からの戦いぶりはここ数年のトッテナムとは異なり「また今シーズンも優勝できないか」と誰もが悟ったことだろう。挙句の果てにはチャンピオンズリーグも出れるか否かの瀬戸際に立たされている。
そんな渦中、遂に新スタジアムがこけら落としとなり1年以上帰ることのできなかったホームスタジアムに帰還することができた。
ホームスタジアムの勢いを味方に、ハダースフィールド、ブライトン、ウェストハム、エヴァートンとホームでの試合が続くことはスパーズにとって大きなアドバンテージになることだろう。

【気になる点】シティとの3番勝負が残っている

チャンピオンズリーグラウンド8の抽選会。始めに対戦する2チームがユヴェントスとアヤックスに決まった刹那、それは「プレミアリーグ同士の対決が実現する」ことを意味した。その数分後、ジュリオセーザルが引いたボールから「トッテナムvsマンチェスターシティ」が対戦することが確定した。リーグ戦も控えていることからトッテナムがこの3番勝負をどのように捉えるかがリーグ戦での戦い方を大きく左右してくるだろうと予想する。
チャンピオンズリーグは諦めてリーグ戦に専念するか、真っ向勝負でシティに対して爪痕を残すか。どのみち主力メンバーのコンディション調整に苦心することは目に見えている。
ほぼ毎試合、フォーメーションないしスタメンを変更して挑むポチェッティーノ体制はシティ相手にどのような戦術でシティの牙城を切り崩していくのか見ものだ。

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