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LIV優勝を諦めたOBと、彼を諭した“敵将”とは?

Footmedia

2020/06/28 10:00

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リヴァプール一筋で20年近くプレーしたクラブの英雄より、宿敵の名将の方がユルゲン・クロップ監督を信じていたようだ。

ジェイミー・カラガー(42歳)は、クラブ歴代2位となる737試合の出場数を誇るリヴァプールの英雄だ。引退後は解説者として活躍しているカラガーは、愛するクラブの30年ぶりのリーグ制覇を祝し、英紙『Daily Telegraph』の自身のコラムで興味深いエピソードを明かした。彼は「二度と優勝できないと思っていた」というのだ。

「ユルゲン・クロップ監督は就任した際に、懐疑的な者を信者に変えたいと語ったが、私もリヴァプールのプレミアリーグ優勝を諦めた1人だったのさ。」

これまで何度か優勝争いを演じることはあったものの「ロマン・アブラモヴィッチやシェイク・マンスール」のような巨額な投資がなければ無理だと思っていたというのだ。現に2017年のコラムにて「クロップがいつかアンフィールドにリーグ優勝をもたらすとは思えない」と綴っていたのだ。

とはいえ今では「そのときの意見が間違っていたことを喜んで認める」と振り返っている。そんなカラガーにもクロップ信者になるチャンスはあったという。そのチャンスを提供してくれたのは他でもない、宿敵マンチェスター・Uの元監督だった。

「サー・アレックス・ファーガソンの言葉を信じるべきだった」とカラガー。「2017年6月に会ったときのことを今でも覚えている。ファーギーは私に『君たちには本物の監督がいるね』と言ったのさ。ファーギーは、UEFAのコーチセミナーでクロップに会い、非常に感心させられたそうだ。クロップには劣等感がないため、リヴァプールにうってつけの監督だと思ったそうだ。」

それでもクロップを信じられなかった理由として、カラガーは迷走する今季のアーセナルを引き合いに出した。「クロップが就任した際に2020年のリーグ制覇を普通に考えることができた人は、2025年のアーセナルの優勝に賭けるべきだ。」

いずれにせよ、カラガーは「自分の考えが間違っていたことに興奮しているよ」と締めくくっている。

クラブの英雄が諦めたチームでも優勝できたのだから、どんなチームにも必ずチャンスはあるということか!?

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