エヴァートンは過去3年間で3億8000万ポンドを浪費している…それでもカルロ アンチェロッティ監督は今夏、チーム再建のための資金を約束されたようだ。
アンチェロッティ監督の前任であるロナルド クーマンとマルコ シウバもまた、移籍市場ではイラン人オーナーであるファラド モシリ氏によって大きなバックアップを受けていた。
エヴァートンは17/18季に1億8400万ポンド、18/19季に8900万ポンド、昨夏には1億800万ポンドと、3年間で3億8000万ポンドを新加入選手の獲得に費やした。
だが、エヴァートンは過去2シーズン連続で8位に終わっており、今シーズンも同じような順位になる可能性が高く、費用対効果はあまり良くない。
昨年12月に就任したアンチェロッティ監督がエヴァートンを改善してきたのは事実だが問題点は残っており、トロフィーを獲得した力に戻すためには新たな選手が必要だ。
アンチェロッティ監督は就任以来、中盤に変更を加え続けており、落ち着かない中盤にもっと“エネルギー”を注入する必要があるとコメントしている。
補強候補としては、アドリアン ラビオ(ユヴェントス)やハメス ロドリゲス(レアル・マドリード)など必然的にアンチェロッティ監督の下でプレーしたことのある選手の名前が挙がっている。
サウサンプトンのピエール エミール ホイビュアも噂されているが、ホイビュア本人はチャンピオンズリーグでのプレーを希望していると言われている。
他にも、右サイドバックとセンターバックも補強の優先順位の高いポジションだ。
アンチェロッティ監督はジブリル シディベを右サイドバックで定期的に先発させているが、ローン中のシディベにはパリサンジェルマンからの関心が報じられており、完全移籍の可能性は低いと見られている。
幸いなことに、同ポジションにおいては、シャルケで経験を積んだジョンジョ ケニーの復帰が予定されている。
センターバックに関しては、こちらもシャルケで経験を積んだバルセロナのジャン クレール トディボ(市場価値は2200万ポンド)に興味を持っているようだ。
しかし、現在の財政状況を考えると、エヴァートンには戦略が必要だ。
アンチェロッティ監督率いるチームが、トップ6やカップ戦タイトルに挑戦できるようになるまでには、2~3年の歳月をかけることになるだろう。
アンチェロッティ監督とマルセル ブランズSDが避けなければならないのは、大金をつぎ込んだ今夏の浪費である。
2400万ポンドを支払ったモルガン シュネダルランは失敗に終わった。アヤックスのキャプテンであったデイビー クラーセンを2500万ポンドで獲得したが、1年後にわずか1200万ポンドで売却したことで大きな損失を被った。ベシクタシュから2700万ポンドで獲得したジェンク トスンは、冬にクリスタルパレスにローンに出されるまで公式戦51試合に出場して10ゴールしか挙げられなかった。
エヴァートンを次のレベルに引き上げるというアンチェロッティ監督の公約を守るためには、今夏の移籍市場での動きは完璧なものでなければならない。
Everton have wasted £380m in three years… so, as Ancelotti is handed yet more funds, can he finally buy the club entry into the elite? https://t.co/2BqXTJdl4S
— MailOnline Sport (@MailSport) July 16, 2020