プレミアリーグで最も「失点に直結するミス」を犯しているDFは、アーセナルのブラジル人CBダヴィド・ルイス(33歳)ではなかった。英紙『Daily Mirror』が伝えている。
The Premier League's most gaffe-prone defender – and it's not David Luizhttps://t.co/zoN0AhB4Xr pic.twitter.com/e2pHtB4RvH
— Mirror Football (@MirrorFootball) June 18, 2020
ダヴィド・ルイスは、今月17日のマンチェスターC戦で、たった25分しかピッチ上に立たなかったにもかかわらず、クリアミスで1失点目に繋がるミスを犯すと、その後PKを献上し、そのプレーで退場となるなど散々なパフォーマンスを露呈した。結局、チームも0−3で完敗することに。
試合後、ルイスにはファンや解説者から批判が殺到。英衛星放送『Sky Sports』で、この試合の解説を務めたギャリー・ネヴィル(45歳)も「本当に言葉がない。ここ数年で全て言い尽くしたが、彼は学ばないし、本当に軽率だ」とバッサリと切り捨てた。
完全に“ミスの多いDF”としてのイメージがついているルイスだが、データサイト『Opta』によると、ルイスよりもミスを犯しているDFが数多くいるという。
『Opta』は2006/07シーズンから「失点に直結したミス」の集計を開始。それによるとルイスが犯した失点に直結するミスは4つ。確かに多いように思うが、実は彼より多くのミスを犯しているDFが38名もいるという。
また、出場時間当たりの数値に換算すると、ルイスのミスは3,960分(44試合)に1回と、1シーズンに1度あるかないか。今シーズン、プレーした選手を見ても、これより頻繁にミスをしている選手が25名もいるそうだ。
なお、最も短いスパンでミスを繰り返している選手は、サウサンプトンのフランス人DFヤン・ヴァレリ。ミスの回数こそ3回でルイスを下回っているものの、その頻度は787分(8.7試合)に1回と、かなり高い。
2番目にミスを犯しているDFはヴァレリのチームメイトで、ファーストネームまで同じなポーランド代表DFのヤン・ベドナレク。回数はヴァレリと同じ3回で、1,668分毎(18.5試合)に失点に直結するミスを犯している。
4位には日本代表DF吉田麻也の名前も。2012年から今年までサウサンプトンでプレーし、現在サンプドリアへローン移籍中の吉田は、ミスの回数が7回。分数換算だと1,769分(19.6試合)に1回となっている。
「失点に直結するミス」のランキングワースト5は以下の通り。
1. ヤン・ヴァレリ(サウサンプトン/787分に1回)
2. ヤン・ベドナレク(サウサンプトン/1,668に1回)
3. ジョン・ストーンズ(マンチェスターC/1,740分に1回)
4. 吉田麻也(サウサンプトン→サンプドリア/1,769分に1回)
5. マーティン・ケリー(クリスタルパレス/1,968分に1回)