すでにリーグ戦が打ち切りとなっているフランスリーグでは混乱が続いている。
リーグ・ドゥ(2部)への降格を宣告された19位のアミアンと20位のトゥールーズは、この決定を不服として国務院(最高行政裁判所)へ訴えた。
そして、国務院はこの訴えを認めて、2チームの降格決定の判断を保留し、LFP(フランス・プロリーグ機構)に2020/21シーズンのリーグのフォーマットを再検討するように通達を出した。
この結果、現行の20チームから22チームへ拡大する可能性が生まれたが、19日のLFPの理事会では全会一致で20チーム制を維持することが確認されたと、フランス『RTL』が伝えている。
投票を棄権したアミアンのベルナール・ジュアナン会長はこの結果に失望を隠さなかった。
ベルナール・ジュアナン会長は「私は憤慨しているが、投票の結果は驚きではない。LFPの決定は公平ではなく、根拠や一貫性もない。サッカーはこの試練を乗り越えて大きくなり、同僚は謙虚さを連帯を表明してくれると思っていたが、そうではなかった」とコメント。
この問題は来週中にも、LFPの総会やフランスサッカー連盟でも取り扱われることになっている。現時点では、アミアンとトゥールーズの残留の可能性が遠ざかっている。
La Ligue de football professionnel (LFP) campe sur sa position et son conseil d'administration a voté à l'unanimité pour ne garder que 20 clubs en Ligue 1 la saison prochaine. https://t.co/rvISbRzeZW
— RTL France (@RTLFrance) June 19, 2020