レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFカイ ハヴェルツは、今夏の去就が注目されている。
英『ザ・サン』が、ハヴェルツの生い立ちやプライベートを紹介している。
German wizard Kai Havertz looks like Harry Potter, is devoted to girlfriend Sophie Weber, and relaxes by playing piano https://t.co/QcECwGSR25
— The Sun – Man Utd (@SunManUtd) June 9, 2020
サッカー一家
アーヘンで警察官の父と弁護士の母の間に生まれたハヴェルツには、サッカーの血が流れていた。
彼の父と祖父はともにアマチュアレベルでプレーしていた元選手で、実家から100メートルほど離れた場所にあるグラウンドで父や祖父とボールを蹴っていた。
4歳になる頃には、もう一人の祖父が会長を務めていた地元のチーム、アレマニア・マリアドルフに加入。
この時すでにハヴェルツは並外れた才能を持っていたため、ずっと年上の少年たちと一緒にプレーしていた。
レヴァークーゼン
9歳で地元ケルンの大会に出場したハヴェルツに、ブンデスリーガのスカウトが注目しないはずがなかった。
ケルンとメンヘングラートバッハも興味を持っていたが、最終的にハヴェルツを射止めたのはレヴァークーゼンだった。
ハヴェルツは11歳でレヴァークーゼンの下部組織に移籍。
ドイツで最も優れたユーストレーニングセンターを持つとされているレヴァークーゼンでトレーニングを積むと、ハヴェルツはすぐに“Alleskönner(オールラウンダー)”というニックネームを得た。
15歳でレヴァークーゼンのU-17チームに昇格したハヴェルツは、25年ぶりの国内ユースタイトル獲得に貢献した。
レコードブレーカー
2016年10月15日、まだ幼さが残るハヴェルツは1-2で敗れたブレーメン戦で途中出場しブンデスデビューを飾った。
17歳126日という年齢は、当時のレヴァークーゼン史上最年少出場記録となった。
さらにハヴェルツの進歩は続き、2018年にはブンデスリーガ史上最年少で通算50試合出場も達成している。
本格ブレイク
18年9月にドイツ代表デビューも果たし、ハヴェルツは世界の舞台でも活躍する。
昨季のブンデスリーガでは17ゴール、公式戦では20ゴールを記録した。
リーグ戦でハヴェルツよりも多くのゴールを決めたのは、バイエルンのロベルト レヴァンドフスキ(22ゴール)とドルトムントのパコ アルカセル(18ゴール)の2人だけだった。
ハヴェルツにはプレミアリーグのビッグクラブだけでなく、バイエルン、レアル・マドリード、バルセロナなども興味を示している。
チームメイトであるDFヨナタン ターは、「才能という点で、彼に限界はない。彼がハードワークを続けて、自分の栄光に慢心しなければ、彼は頂点に立つことができると思う」と語っている。
プライベート
ハヴェルツは音楽を愛しており、熟練のピアニストでもある。
90分間のハードな試合後、自宅でクラシックや現代ヒット曲をピアノで弾いていることがよくあるという。
また、ハヴェルツには長年のガールフレンドであるソフィアさんがいて、ハヴェルツは定期的にSNSで彼女の話をしている。
ハヴェルツは自分の成功については非常に謙虚であり、「僕はいつも地に足をつけているように育てられてきたんだ。傲慢さや横柄さは望ましい資質ではないということを両親から学んだんだ」と語っている。