今季バイエルンに加入したフランス人選手のふたり、バンジャマン パヴァールとリュカ エルナンデス。
共にフランス代表、W杯王者、SBでありユーティリティプレイヤー、新加入選手という共通点があるが、ここまで全く異なるシーズンを過ごしている。
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— Bild FUSSBALL (@Fussball_Bild) June 14, 2020
今季8000万ユーロというブンデス史上最高額となる移籍金でアトレティコ・マドリードからバイエルンに加入したリュカだが、負傷の影響もあり、満足いくシーズンを過ごすことが出来ず、完全に期待外れのシーズンとなっている。
今季からミランに加入した実弟のテオ エルナンデスが素晴らしい活躍を披露していることから、”獲得する兄弟を間違えた?”とも報じられるなどしている。
2-1でバイエルンが勝利を収めたブンデス第31節のボルシアメンヘングラートバッハ戦でも先発に抜擢され久々に左SBで先発出場を果たすこととなったが、試合途中に交代を余儀なくされた。
ハンジ フリック監督はリュカを称賛しつつも「リュカは交代にがっかりしていたが、デイビスとの交代が試合に良い影響を及ぼしたことも事実だ」とコメントし、現在の左SBのレギュラーであるアルフォンソ デイビスの後塵を拝していることは明白となっている。
一方、パヴァールは3500万ユーロでシュトゥットガルトから加入したが、加入当初はバイエルンへのステップアップは荷が重すぎるのではないかとの疑念も持たれていた。
しかし、今季は安定したプレーを披露し続け、右SBのレギュラーとしてプレーし続けている。
グラートバッハ戦でも自らのオウンゴールを帳消しにする、決勝ゴールのアシストを記録する活躍も見せた。
フリック監督は「彼は100%のプロフェッショナルだ。本当に頼りになるよ。いつもリスクを背負ってプレーしている。このような姿勢が、彼を前進させているのだと思う。決定的なプレーも多いしね」と称賛している。
似た境遇の両者だが、ここまで明暗ははっきりと分かれている。