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“ブンデスのニューセンセーション” タプソバを知っている?

KOFA

2020/06/05 18:45

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今冬にポルトガルのヴィトーリア・ギマラインスからレヴァークーゼンに加入したエドモンド タプソバは“ブンデスリーガのニューセンセーション”と称されるほどの活躍を披露している。

21歳のブルキナファソ代表CBは、守備者としての能力はもちろん、スピード、そして足元の技術やパス精度も非常に高く、3バック、4バックといった可変的なシステムを採用するペーター ボス監督のチームにおいて攻守において重要な役割を果たしている。
また、192cmといった長身を生かした空中戦にも定評があり、レヴァークーゼン移籍前のギマラインスでは今季のリーグ戦5ゴールなど公式戦32試合に出場し9ゴールを記録していた。

ドイツ代表にも選出されるヨナタン ターとのポジション争いを制する活躍を見せるタプソバに対してレアル・マドリードは3500万ユーロでの獲得を考慮しているようだが、レバークーゼンとの契約は2025年まで残されており、レバークーゼンがタプソバを簡単に手放すことはないだろうと報じられている。

そのタプソバについていくつかのポイントをチェックしていこう。

ブレイクのきっかけはデコ

ブルキナファソのワガドゥグというクラブに在籍していた2016年、17歳の頃にすでにブルキナファソ代表でデビューを果たし、2017年にポルトガルにはポルトガル2部のレイショエスに移籍。
トップチームではなくユースチームで印象的な活躍を披露していたようだが、当然まだまだ無名の存在だった。

そのタプソバに目をつけたのがかつてポルトやバルセロナ、そしてチェルシーなどでも活躍した元ポルトガル代表のデコだった。
デコは“母国”ブラジルやポルトガルのコネクションをいかし、D20 Sportsという会社を営み、エージェント業を行っている。

デコからのコンタクトに対して、当時を振り返りタプソバは「最初は何も信じられなかったよ。デコのはずがない。冗談だと思ったよ。彼は“君の為のクラブを要しいている。ギマラインスだ”と言ったんだ。それでもまだ自分は信じられなかったよ。誰かが自分の足を引っ張ているとさえ思ったね。でもその後に家族にも連絡がきて、ようやくこれが現実のことなんだと気付いたんだ」と明かした。
続けて「デコは自分のキャリアがどう進んでいくのか。どんなことが実現できるのか。その手助けをしたいんだということを語ってくれたよ。彼のような人物にそのような話をされれば誰だって耳を傾けるだろう」とコメント。

2018年にギマラインスに加入後、当初はBチーム(ユースチーム)でプレー。
19年1月にトップチームデビューは果たしたものの、レギュラーとしてプレーし始めたのは今季からだった。
今季はギマラインスで公式戦32試合に出場し9ゴールを記録するなどし、一気に注目度を高め、今冬の移籍市場で1800万ユーロの移籍金(活躍など次第で2500万ユーロまで移籍金が高騰するとの報道もなされている)でレバークーゼンに加入とシンデレラストーリーを自らの力で切り開いている。

ビッグクラブからの関心

レアル・マドリードはレヴァークーゼンのカイ ハーヴェルツに関心を示していることは以前より、報じられていたが、レヴァークーゼンの試合をスカウティングする際にタプソバにも関心を示し始めたようだ。

レスターやウォルヴァーハンプトンといったプレミア勢も今冬の獲得に動いていたようだが、最近ではレアル・マドリードに加え、バイエルンやドルトムントもすでにタプソバに関心を抱いているようだ。

なお、クラブのSDを務めるジモン ロルフェスは「契約は2025年までとなっており、それまでの期間は非常に長い。我々としては落ち着いているよ。簡単に選手を手放すわけにはいかない。長期的にクラブとしてのレベルをさらに上げていきたいしね」と近い将来の放出には応じない構えを見せている。

世界最高のCBへ

レヴァークーゼン加入後すぐさまレギュラーの座を掴んで見せたタプソバ。ボス監督は「ここまで適応が早い選手を見たことがないよ」と称賛。

ギマラインスで指導に当たっていたイヴォ・ヴィエイラ監督は「彼は世界最高のCBとなるための資質を全て持っている。彼はこれからも成長を続け、世界で最も偉大な選手の1人となることを確信している。彼は自分が望む高みまでたどり着けるだろう。テクニックやスピードに加え、試合を読む能力に長けている。素早く正しい判断を下せるんだ」とその能力がワールドクラスであることを確信している様子だ。

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