トッテナムに所属するベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲンが、シーズン終了を待たずにクラブを退団する可能性があるようだ。イギリスメディア『Sky Sports』が報じている。
ヴェルトンゲンは現在33歳。2012年夏にアヤックスから加入し、守備の柱として最終ラインを支えてきた。しかし現行の契約は6月末までとなっており、まだ延長には至っていない。トッテナムはヴェルトンゲンが契約満了後も今シーズン終了までプレーを続ける意思があるか確認している段階だという。
キャリア晩年を迎えつつあるヴェルトンゲンとしては、今後のことを考えて慎重に判断を下したいはず。トッテナムが長期契約を用意する素振りがないことも、契約延長をためらっている要因の一つと伝えられている。移籍先の候補としてはナポリやインテル、スペインの複数クラブが挙がっており、ヴェルトンゲンも先月「僕は正しいクラブとサインしたい。それはスパーズかもしれないし、他のクラブかもしれない。あと何年かはトップレベルでプレーしたいし、来シーズンはヨーロッパの舞台で戦いたいね」とコメントしていた。
なお、同じく今月末で契約が切れる第三GKのミシェル・フォルムは、すでにクラブと契約延長で合意済み。シーズン序盤に守護神のウーゴ・ロリスが負傷離脱した際に急きょ加入したオランダ人GKは、7月以降もクラブに残ることとなった。
同様にヴェルトンゲンが7月以降もトッテナムでプレーを続ける場合は、早いうちに決断が必要となる。プレミアリーグは、契約満了する選手が7月以降もプレーを続ける場合は、6月23日までに決断を下すよう求めているという。
Jan Vertonghen may have played his last game for Spurs
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) June 4, 2020