今季素晴らしい成長を見せた25歳
フランスのマルセイユで活躍するウィンガー、フロリアン・トヴァンに対し、スペインの名門アトレティコ・マドリードが熱視線を送っている。
俊敏な身のこなしと抜群のシュート精度を誇り、2017-18シーズンのヨーロッパリーグ決勝進出に多大なる貢献を果たしたトヴァンは、現在25歳の左利きドリブラーで、日本代表SB酒井宏樹と共にマルセイユの右サイドにファンタジーをもたらした有望株だ。
この成長著しいトヴァンに白羽の矢を立てたのが、同胞アントワーヌ・グリーズマンのバルセロナ移籍が秒読みと囁かれているアトレティコである。スペイン紙『as』によれば、同クラブを率いるディエゴ・シメオネがトヴァンこそグリーズマンの後釜を務められるプレイヤーだと太鼓判を押しており、今夏の獲得をクラブに進言しているという。
グリーズマンは自身の去就に関する決定をロシアW杯開幕前に済ませることを既に宣言しており、その内容如何によって、トヴァンの命運も大きく左右されることになりそうだ。
かつて、マルセイユにおける自身の活躍を「酒井宏樹が居てくれたおかげ」「酒井が居なかったらここまで活躍できていない」などと発言するなど、日本代表フルバックへの感謝を公にしてきたトヴァンだけに、クラブ退団となれば酒井との絶妙なコンビネーションも見られなくなってしまうが、果たして…?