最近、プレミアリーグで番犬を飼う選手が増えており、何百万円という大枚を叩いて優秀な番犬を購入する者も少なくないという。英紙『The Sun』によると、レスターの若手MFハムザ・チョウダリー(22歳)などは5000ポンド(約700万円)もかけて2頭を購入したそうだ。
英国では、選手を狙った窃盗犯罪が尽きない。そもそも試合スケジュールが公になっている選手は、留守の時間を公言しているようなもので、その時間帯を空き巣に狙われやすいのだ。中断期間の先月でさえ、トッテナムのイングランド代表MFデリ・アリが強盗にナイフで脅されたほか、マンチェスター・Cのリヤド・マフレズも空き巣の被害に遭っていた。
そこで注目を集めているのが番犬だという。記事によるとチョウダリーは、番犬のブリーダーとして有名な『Chaperone K9』から「ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア」と「ジャーマン・シェパード」という犬種を1頭ずつ購入したそうだ。チョウダリーの彼女が、2頭の写真をインスタグラムにアップしている。
これまでにマンチェスター・CのFWラヒーム・スターリング、マンチェスター・UのFWマーカス・ラッシュフォード、ウェストハムのMFマーク・ノーブル、アストンヴィラのMFジャック・グリーリッシュといった選手たちも同じブリーダーから番犬を購入しているそうだ。
イングランドU21代表経験のあるチョウダリーはアジア系選手としても有名で、母がバングラデシュ出身のため、本人も子供の頃は頻繁にバングラデシュを訪れており、ベンガル語も堪能だという。今季はプレミア16試合に出場し、守備的MFとして好調レスターの“番犬”を務めている。