Jリーグは「外国人枠」といって、日本人以外の選手を3人登録することができます。そんな外国籍選手の活躍がチームを躍進させることもしばしば。今回は歴代の外国人助っ人から筆者が「最強」と考える選手を3人紹介したいと思います!(以前の記事で紹介したマルキーニョス選手以外から選んでみました。)
“猛犬” ウェズレイ
by ツイ速クオリティ
プロフィール
名前:ウェズレイ
生年月日:1972年4月19日(43歳)
国籍:ブラジル
2000年から2005年までは名古屋で、2006年から2009年までの4年間は広島と大分で、エースとして活躍。10年間で217試合に出場し、124得点を記録しました。圧倒的なフィジカルを生かしたプレースタイルから、「ピチブー(猛犬)」いう愛称でサポーターからも親しまれていました。また、ゴール後に弓矢を打つパフォーマンスでも有名な選手でした。
さらに彼は様々な記録を残した選手でもあります。
・J1での8回のハットトリックは歴代最多。
・7年連続での開幕戦ゴール。
・外国人初のJ1通算100ゴール達成。
これをみればいかに素晴らしい助っ人だったかわかると思います。
2010年に母国ブラジルで引退。現在は指導者として、活躍しています。いつかJリーグで指揮を執る彼の姿を見てみたいですよね!
抜群の身体能力・エメルソン
by Kohei’s Blog
プロフィール
名前:エメルソン
生年月日:1978年12月6日(37歳)
国籍:ブラジル、カタール
Jリーグの在籍期間は6年間でしたが、インパクトの大きさは相当なものがありました。2000年に札幌(J2)に加入し、34試合で31得点。翌年には半年間川崎(J2)に所属。ここでも18試合で19得点と大活躍を見せます。そして2001年の夏に浦和に移籍。約5年間で100試合に出場し、挙げた得点は71。まさに、驚異の得点能力をもったストライカーといえるでしょう!
彼の特徴は、類まれな身体能力です。体全体をばねのように使い、苦しい状態でも強烈なシュートをゴールにねじ込みます。また、スピードに乗った時のエメルソン選手のドリブルは圧巻で、トップスピードから繰り出されるフェイントで会場を沸かせました。ぜひこのプレー集を見ていただきたいです!
しかし彼は、ピッチ外での問題が多い選手でもありました。2006年に偽の氏名、年齢でプレーしていたことが判明。さらにブラジル代表歴がありながらも、カタールに帰化。これがFIFAの定める規定に反するとされ、メディアからはバッシングの嵐を受けます。
にもかかわらず、2012年にはクラブワールドカップに南米代表として出場するなど、世界的にも評価の高いエメルソン選手。彼のプレーもJリーグでもう一度見てみたいですよね。
パワーシューター・クリスティアーノ
by SOCCER KING
プロフィール
名前:クリスティアーノ
生年月日:1987年1月12日
国籍:ブラジル
最後は現役Jリーガーから紹介します。今シーズンは柏レイソルで34試合に出場し、14得点を挙げたクリスティアーノ選手です。彼は2013年に、現在南野選手が所属するザルツブルクから栃木SC(J2)に加入しました。そこで16得点を挙げ、翌年にJ1の甲府に移籍します。しかし、自慢の得点力は影を潜めわずか5得点しか挙げられず、(ナビスコカップでは得点王獲得)今シーズンはレンタル移籍の形で柏レイソルに加入。そして再びブレイクを果たしたわけです!
持ち味はどんな角度、距離からでも狙えるシュートレンジの広さと、強靭なフィジカルです。さらに天皇杯の準々決勝では直接FKを3本決め、ハットトリックを達成。柏の大きな得点源として大きな活躍を見せました。FKの種類も、様々なものを持っています。
そんなクリスティアーノ選手でしたが、来シーズンは甲府に復帰します。甲府でも彼の強烈なシュートを多く見ることができるか、注目が集まっています!
今回は3人の選手を紹介しましたが、Jリーグにいる外国人選手はいい選手ばかりです。今冬に新加入した選手も多くいるので、彼らの活躍に期待しましょう。