2018年のロシアW杯に向けて、アジア二次予選を戦っている日本代表。その中でも輝きを放ったのが、3年半ぶりの代表復帰を果たした浦和レッズの柏木陽介選手です。柏木選手はかつて「調子乗り世代」と呼ばれるメンバーの中心選手として脚光を浴びた選手の一人です。
by ピンチをチャンスに!
「調子乗り世代」とは!?
2007年カナダで開催されたU-20W杯に出場した日本代表。ベスト16に進出した成績と共にクローズアップされたのがゴール後に披露したビリーズブートキャンプなどのパフォーマンス。世界相手にも臆することのないそのチームを指して「調子乗り世代」という言葉が使われるようになりました。
日本サッカー界を支える「調子乗り世代」のメンバー
この調子乗り世代からは現在の日本サッカー界を支えるメンバーを多く輩出しています。その中で、主なメンバーを紹介していきたいと思います。
香川真司(ドルトムント)
by JFA.jp
日本代表の背番号10番、香川真司選手。U-20W杯には最年少の18歳で選ばれ、2試合に出場しました。2010年にドイツの名門ドルトムントに入団すると、チームの中心としてブンデスリーガ2連覇に大きく貢献し、2012年にはイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドを果たしました。2014年にドルトムントに復帰し、2015-16年シーズンはリーグ2位につけるチームの中心選手として活躍しています。
内田篤人(シャルケ)
by オレ的ゲーム速報@刃
2006年鹿島アントラーズに入団すると1年目からレギュラーとして起用され、2007年〜2009年のチーム3連覇に貢献しました。2010年にドイツの名門シャルケに入団すると1年目から右サイドバックのレギュラーを獲得し、ブンデスリーガを代表するサイドバックに成長しました。日本人のヨーロッパチャンピオンズリーグ最多出場記録を持っています。
ハーフナーマイク(ADOデン・ハーグ)
by GOAL
2009年シーズン、ヴァンフォーレ甲府でJ2得点王に輝くと、2011年にはJリーグベストイレブンに選出されました。2011年シーズンにオランダのフィテッセへ移籍すると、2年連続二桁得点を挙げました。ADOデン・ハーグに所属する2015-16シーズンはここまで(2015年11月13日現在)リーグ4位の8得点を挙げるなど絶好調。日本代表への復帰を望む声も多く聞かれます。
他にもタレント揃いの調子乗り世代
調子乗り世代のメンバーは他にも、浦和レッズの1stステージ優勝に貢献した槙野智章選手、梅崎司選手や、2014年ブラジルW杯に出場したFC東京の森重真人選手などタレント揃いでした。パフォーマンスだけではなく、選手の能力も伴った日本サッカー界でも屈指の好チームだったといえるでしょう。