マンチェスター・ユナイテッドの英雄で現在はウェールズ代表監督を務めるライン・ギグス(46歳)が、古巣ユナイテッドについて覇権奪還には時間がかかると語った。
ユナイテッドは、サー・アレックス・ファーガソン政権の最終年となった2012-13シーズンに優勝して以降、7年もリーグ制覇から遠ざかっている。リヴァプールが圧倒的な強さを維持している今、ユナイテッドが再び黄金期を築くのはだいぶ先のことになりそうだ。
元リヴァプールのジェイミー・カラガーのポッドキャスト番組に出演したギグスも「そうだろうね」と納得する。「15~20年かかるかもしれない。特にクロップとグアルディオラがプレミアリーグに居続けるのならね。彼らには戦力も資金力もあるからね。」
リヴァプールも、昨シーズン優勝するまで30年もリーグ制覇から遠ざかっていた。すぐに優勝できると思っても、長い年月を要することは往々にしてあるという。「リヴァプールがそうだったよね。30年前に優勝したとき、またすぐに優勝すると思われた。それがこれだけ時間を要したし、クロップが来てからも優勝まで4年半もかかった。」
「クロップは毎シーズンのようにチームを成長させ、さらに欧州カップ戦で結果を出し、チームにかかる重圧を軽減させてきた。そうやって優勝まで辿りついたのさ。だから、『この監督、この選手を獲得すれば優勝に導いてくれる』と考える人もいると思うが、そんなに簡単な話じゃないのさ。」
果たしてユナイテッドは、OBの提言を覆し、近いうちに再び栄冠を手にできるのだろうか。
📅 2 March 1991: Ryan Giggs makes his #MUFC debut 🔴
⏩ 29 years on ⏩
A record amount of appearances and trophies for the club! 👕🏆 pic.twitter.com/PxdRGbKoxJ
— Manchester United (@ManUtd) March 2, 2020