ラルフ ラングニックのライプツィヒでの時代は終わりを告げる。
すでに『ビルト』が報じていたように、ライプツィヒとラングニックは別々の道を歩むことになった。
ラングニックは“レッドブルグループのスポーツとサッカー普及部門の責任者”としてもう1年契約が残っていたが、ラングニック本人の希望により、契約が解除された。
Rangnicks Ära bei RB ist Geschichte.#RBL #Leipzig #Bundesliga #Rangnickhttps://t.co/QnxHHVNOOx
— SPORT1 (@SPORT1) July 31, 2020
その背景には以下のようなことがある。
ラングニックは昨シーズン、ニューヨークとブラジルの拠点で人事やインフラの面で多くの成果を上げた。
ラングニックはライプツィヒでの自分の仕事は終わったと感じていたようだ。
加えて、ライプツィヒのオリバー ミンツラフCEOが先日、レッドブルの“サッカー部門責任者”に就任した。
これによって、ラングニックの責任の所在がはっきりしなくなったのも事実だ。
ラングニックは新たな挑戦を求めていた。
先週、ミランへの監督兼スポーツディレクターとしての移籍は失敗に終わっていた。
ミランとの交渉の過程で、ラングニックはすでにライプツィヒとの契約解除の可能性を検討していた。
だが、ミランは、再開後チームを復調させたステファノ ピオーリ監督との契約を延長。
今ではミランがラングニックと一緒に仕事をするための根拠が見えなくなっていた。
ラングニックは、「今こそレッドブルでの仕事を終わらせるべき時だと感じた。すべての従業員、そして特に（投資家の）ディートリヒ マテシッツのサポートと信頼に感謝したい。彼は私に、長年にわたってここで特別なものを築くチャンスを与えてくれた。レッドブルのサッカー部門は世界的にも非常に成功している組織であり、世界的にも非常に優れたポジションにある。これに貢献できたことはとても名誉なことであり、誇りに思う。レッドブルの今後の活躍を祈っている」と語っている。
現在のライプツィヒは、ラングニックのここでの8年の功績と言っても過言ではない。
ラングニックは2012年にザルツブルクとライプツィヒのスポーツディレクターとしてレッドブルにやって来た。
ライプツィヒはレッドブルからの惜しみない資金提供を得たにもかかわらず、3部への降格で2度も失敗したこともあった。
ラングニックの指揮の下、クラブはピッチ内外で明確な哲学を手に入れた。
2016年にはブンデス1部に昇格し、ブンデス1部初年度となった16/17シーズンにはラルフ ハーゼンヒュットル監督（現サウサンプトン）の下で2位でフィニッシュし、チャンピオンズリーグ出場も果たした。
18/19シーズンにはDFBポカールで準優勝を果たしている（決勝でバイエルンに0-3）。
ラングニックは当初はライプツィヒに留まりたいと考えていたが、今後は自身の教育プロジェクトの整備に力を入れていくこととなる。
ラングニックは最近、ここザクセン州だけでなく、多くのプロジェクトを立ち上げている。
ラングニックはまだ新しい仕事のオファーを受けていないが、最近ではイングランドでの活動に常に惹かれていた。
国内外でのラングニックの評価は非常に高い。
遅かれ早かれ、ラングニックはサッカービジネスに戻ってくるだろう。
Lieber Ralf!
Wir hatten bereits 2019 nach dem DFB-Pokalfinale und deinem letzten Spiel für #RBLeipzig eine kleine und doch klare Botschaft für dich: Danke, Ralf!
In diesem Moment wurde uns allen wieder bewusst, was du seit 2012 für unseren jungen Verein geschaffen hast.(1/2) pic.twitter.com/RAU34qJPwS
— RB Leipzig (@DieRotenBullen) July 31, 2020
