ケルンとの契約が2021年までとなっているコロンビア人FWジョン コルドバの去就は不透明となっている。
ケルンは契約延長を望んでいるとされるが、まだ実現はしていない。
ケルンのホルスト ヘルトSDは8月中の解決を望んでおり、移籍市場が閉まる10月の土壇場での決定は避けたいと考えている。
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— BILD Sport (@BILD_Sport) July 24, 2020
『ビルト』が、ケルンの考える4つのシナリオを挙げている。
シナリオ①:すぐに売却
メリットとして、ケルンは少なくとも1500万ユーロの資金が手に入る。コロナ危機による損失の補填だけでなく、クラブの利益にもなる。ヘルトSDは移籍市場で動くための資金を手に入れることができる。
デメリットとしては、ケルンは最高のスコアラーを失い、少なくともシーズン10ゴールを保証してくれる代わりのストライカーを見つける必要がある。ケルンはモデストを売却した2017年に代わりのストライカー探しに失敗している。
シナリオ②:契約延長しケルン残留
クラブにとって最高のシナリオだ。
ケルンのマルクス ギスドル監督は早い段階で最も重要な選手を明確にし、ゴールを保証してくれるストライカーを確保することになるだろう。さらに、今後数年をかけて、コルドバの代役を探すことができる。
唯一のデメリットは、コルドバに以前よりも大幅に多くの給料を支払わなければならなくなることだ。別の場所でクラブ予算を調整しなければならない。
シナリオ③:契約満了
安全策だ。スポーツ面ではケルンを助けるが、コルドバは2021年にフリーで移籍することが可能となるため、財政的にはダメージだ。ただ、クラブが2017年にコルドバ獲得のために支払った1600万ユーロは、これまでに償却されているので損失はない。
スポーツの観点から見ると、ケルンは2021年夏のコルドバの退団に備えることができる。
シナリオ④:契約延長して売却
双方にとってのチャンスだ。
その場合は契約解除条項が設定される可能性が高い。契約解除金を支払うクラブが現れれば、コルドバは早ければ冬にもケルンを去ることができる。ケルンは少なくともそれまでの間は確実にプランを実行でき、半年後または1年後にコルドバが移籍する際には一定の移籍金を得ることができるという確実性を持つ。
一方、コルドバにとっても、ケルンがどこに向かっているのか、さらに上のレベルに行けるチャンスが残っているのかを見極めることができる。