スタジアムへファンを戻すための第一歩が踏み出された。
ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は15日、ブンデスリーガ1部と2部の計36クラブに対して、観客再動員に関する41ページにわたるガイドラインを送った。
今回のDFLのガイドラインでは、各クラブへの規制や指示はなく、勧告のみとなっている。
各クラブは観客再動員のため、DFLの勧告に従って独自のコンセプトを作成する必要があり、地元の保健当局の承認を得なければならない。
DFLガイドラインの重要なポイントは、新型コロナウイルスのパンデミックレベルだ。
クラブ所在地および隣接する地区の住民10万人あたりの新規感染者数が35人を超えた場合は、観客の入場は認められない。
パンデミックレベルが低い場合(新規感染者数が5人以下)は、徐々に通常のスタジアム運営に戻すことが可能となっている。
各クラブが提出する独自のコンセプトにおいては、以下の項目が必須ポイントとなっている。
定員数の決定、チケット販売の実施プラン、ファンの移動(到着・帰宅)におけるコンセプト、組織的な清掃・消毒の構想。
DFLガイドラインには、様々な座席モデルも掲載されている。
例えば、33.3%のスタジアム稼働率であれば、96席のうち32席を使用することができる。
この他、さらに2つのシートモデル(44.4%と50%)と、立ち見モデル(12.5%)があるとのこと。
ウニオンベルリンが計画したような体温測定はDFLガイドラインに含まれていない。
(住所や電話番号が入った)パーソナルチケットや、コロナ警告アプリの利用が推奨されている。
DFLのもう一つのクラブへの提言として、早い段階でファンの代表者がコンセプト作成プロセスに参加し、チケット販売において透明性のある抽選手順を伝えるべきであるとしている。
各クラブはコンセプト完成後、地元の保健当局に提出し、承認を得なければならない。
41 Seiten dickes Dokument – DFL-Leitfaden für die Rückkehr der Fans https://t.co/CRKC4MJEGC #Sport #News
— BILD Sport (@BILD_Sport) July 15, 2020