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「建物から飛び降りようと思った」 ジダン監督の妻との馴れ初めが明らかに

Footmedia

2020/06/29 12:35

2020/06/28 23:15

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レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督と言えば、温厚で物静か。選手への接し方も紳士的で、会見でも挑発的な言葉を発することはほとんどない。そんな指揮官はしかし、人知れず情熱的な一面を持っていたようだ。

48歳の誕生日を迎えた6月23日、自伝『Zidane』のスペイン語版が発売された。選手時代から彼と付き合いのあるフランス人ジャーナリスト、フレデリク・エルメルによって書かれたその本では、これまでほとんど公になってこなかったプライベードが赤裸々につづられている。中でもスペインメディアで注目されたのが、同胞の妻ヴェロニクさんとの“馴れ初め”だった。

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2人が初めて出会ったのは1989年のこと。カンヌのユース選手だったジダン(当時17歳)と、同地のバレエ学校に通っていたヴェロニクさん(当時18歳)は、たまたま同じアパートに住んでいたという。そして彼らは、アパートのカフェテリアで運命的な出会いを果たした。自伝の中で、ジダンは当時をこう振り返っている。

「彼女に出会ったとき、僕は建物の一番高いところから飛び降りようかと思った。彼女に振り向いてもらうためにね……」

つまり、ジダンの一目ぼれだったようだ。著者によると、「ジダンはクールに見えて、実は惚れっぽい人間」なのだという。ただし、心を射抜かれたのはヴェロニクさんも同じだったようだ。

「ビビっときたの。まるでおとぎ話みたいにね。ただ彼もそうだったし、最初から私たちは誠実な関係で、違和感がなかった。そして彼と結婚することになったけれど、今も、そしてこれからも、私にとって一生の人であることに変わりないわ」(ヴェロニク)

2人はその後、5年の交際を経て1994年に結婚。子宝にも恵まれ、長男エンツォ、次男ルカ、三男テオ、そして四男エリアスの“ジダン四兄弟”は、父親の背中を追ってフットボールに取り組んでいる。

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長年、ジダンを間近で見てきた著者も「ヴェロニクがいなければ、“ジズー”は存在しなかった」と認めるほど。一部のメディアでは「ジダンは妻のコントロール下に置かれている」と報じられ、ヴェロニクさんには“恐妻家”という噂もつきまとうが、あの天才ジダンが本気で惚れた女なのだから、誰も文句は言えないはずだ。

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