いよいよ11日に再開するリーガ・エスパニョーラ。3連覇がかかるバルセロナで、大記録に挑むのがアルトゥーロ・ビダルだ。母国チリのメディア『Diario Futuro』が伝えている。
ビダルは2011年夏にレヴァークーゼンからユヴェントスに加入すると、アントニオ・コンテ監督、そしてマッシミリアーノ・アッレグリ監督のもとで4年連続のセリエA優勝を経験。2014年夏にバイエルンに移籍すると、ジョゼップ・グアルディオラ監督のもとでもブンデスリーガ3連覇を達成した。
2018年から在籍するバルセロナでも、この連続優勝記録は途切れることなく、昨季は加入1年目でリーグ制覇を成し遂げた。今季もチームは首位に立っており、王者に輝くと、個人として9シーズン連続のリーグタイトル獲得となる。
昨季、8連覇を達成した際にはスポーツ情報サイト『Bleacher Report』も取り上げていた。
さらにビダルは、チリのコロコロ時代にもタイトル獲得経験があり、優勝と縁がなかったのは2007年から2011年まで在籍したレヴァークーゼン時代だけ。母国では“キング(王様)・アルトゥーロ”の愛称で親しまれる本人も9連覇を大きな目標に掲げている。
「リーグの9連覇は夢だよ。過去を振り返ってもほとんど達成した選手はいないし、誇りに思う。バルセロナと共に9度目の優勝を勝ち取りたい」
なおビダルと同じように、個人でのリーグ9連覇がかかっているのは元同僚の2人。ユヴェントスのジョルジョ・キエッリーニとジャンルイジ・ブッフォンだ。2011-12シーズンのセリエA優勝を皮切りに、キエッリーニは同リーグ8連覇を達成。ブッフォンはセリエA7連覇を経験後、昨季はパリ・サンジェルマンでリーグ・アン制覇を果たした。現在、ユヴェントスもセリエAで首位に立っており、3人そろっての大記録達成もありうる。
バルセロナの再開初戦は13日22時キックオフ、久保建英が所属するマジョルカと敵地で対戦する。ビダルの凄すぎるチャレンジの行方にも注目だ。