ポルトガル『ア ボラ』はドイツ『ビルト』の報道を引用し、UEFAが今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝以降の”ミニトーナメント”の開催地をリスボンに変更する可能性を示唆していると伝えた。
3月中旬に新型コロナウイルスによるパンデミックが発生したためCLも中断を余儀なくされている。
当初の予定では5月30日にトルコ、イスタンブールで決勝が開催されることになっていたが、トルコ国内の状況が考慮され、準々決勝以降の開催地としてポルトガルのリスボン、ドイツのフランクフルト、ロシアのモスクワが代替地候補として名乗り出たと報じらている。
しかしこれを受けUEFAのアレクサンダー チェフェリン会長はロシア国内の新型コロナウイルス感染者数の多さから開催は難しいとすぐにモスクワを候補地から外したという。
残るリスボンとフランクフルトを比べた場合、リスボンの方にアドバンテージがある。
その理由にポルトガル勢がすでに大会から敗退していることが挙げられる。
フランクフルトでの開催となればライプツィヒが準々決勝進出を決め、バイエルンもラウンド16の勝ち上がりが濃厚となっているために、ドイツ勢にアドバンテージが発生することになるからだ。
さらにリスボン近郊にはUEFAの基準を満たした複数のスタジアムが存在し、ポルトガルの新型コロナウイルス陽性患者の少なさも高い評価につながっているという。
フランクフルトがCLの開催地に選ばれなかった場合は、ヨーロッパリーグ(EL)の開催地として検討されているという。(フランクフルトもラウンド16のセカンドレグの対戦を残しているが、ファーストレグはバーゼル相手にホームで0-3で敗れている)
ELの決勝は5月27日にポーランドのグダンスクで開催される予定となっていたが、CL同様に中断している。
すでにアトレティコ・マドリード、ライプツィヒ、パリサンジェルマン、アタランタはCLベスト8進出を決めている。
CLラウンド16セカンドレグ残り4試合、バルセロナ対ナポリ、マンチェスターC対レアルマドリード、バイエルン対チェルシー、ユベントス対リヨンはそれぞれのホームスタジアムで開催されることになっている。
現状では推測の域を出ていないが、6月17日にUEFAから正式発表がなされる可能性が指摘されている。