インドネシアのジャカルタで開催されている第18回アジア競技大会は、8月26日よりeスポーツ競技が始まった。6作のゲーム種目が採用されており、初日の「Arena of Valor」から始まり、9月1日の最後の種目が「ウイニングイレブン2018」となる。
会場のMahaka Squareは通常はバスケットボールの試合が行われる多目的アリーナであるが、今回はeスポーツ用に超大型ビジョンの設置や、デザインの凝った設営が施され、音響とライティングを多用した演出でサイバーな空間となっている。
2018 Asian Games Demonstration Event
なお、今回のeスポーツ競技の運営主体は、アジアオリンピック評議会(以下、OCA)ではなく、アジアeスポーツ連盟(以下、AESF)が担当している。次回、2022年の杭州アジア大会にeスポーツが正式種目に採用されている上でのデモンストレーション競技でもあり、運営に数多くの中国人が携わっているのが特徴だ。
「2018 Asian Games Demonstration Event」と名は打ってあるものの、アジア大会の公式ホームページや、大会ガイドブック等にeスポーツ競技の表記や紹介は無く、アジア大会においてのeスポーツの扱いについて、OCAの立場が定まっていない印象を受ける。
ただ、今大会の様々な観点からの評価が、世界オリンピック委員会(IOC)が検討している「2024年パリオンピック」のeスポーツ競技の採用に、大きな参考となることは間違いない。
VAMOLA eFootball Newsでは、編集部が本日よりジャカルタ現地入りをしており、9月2日のアジア大会閉幕まで連日の更新予定だ。