昨シーズン、経営難から一転高田氏(元ジャパネットたかた社長)の支援によりJ1昇格という奇跡を起こしたV・ファーレン長崎。
チームは元日本代表DF徳永悠平を選手を獲得した他、FW鈴木武蔵、DF中村北斗、GK徳重健太などJ1でのプレーの経験ある即戦力を補強。
そして先月、クラブは新たな新戦力としてハイデンハイムよりベン・ハロランの獲得を発表した。
Wir wünschen Ben #Halloran alles Gute zu seinem 25. Geburtstag pic.twitter.com/AcPY9lH3gk
— StuFaClub Heidenheim (@StuFa_Club_HDH) 2017年6月14日
ドイツ2部からやってきたベン・ハロランとはどういった選手なのか、いくつかの視点から調べてみた。
プロフィール
V-Varen Nagasaki set to sign Ben Halloran from 1.FC Heidenheim. pic.twitter.com/qwzkCDpQH4
— Football 24/7 (@foetball247) 2018年1月5日
名前:ベン・ハロラン(Ben Halloran)
身長:182cm
体重:74kg
年齢:25歳
国籍:オーストラリア
オーストラリア代表歴:6キャップ
クラブ出場記録:
2010/11 ゴールドコースト・ユナイテッド 5試合
2011/12 ゴールドコースト・ユナイテッド 21試合4ゴール2アシスト
2012/13 ブリスベン・ロアー 28試合4ゴール1アシスト
2013/14 フォルトゥナ・デュッセルドルフII 6試合1ゴール1アシスト
2013/14 フォルトゥナ・デュッセルドルフ 18試合6ゴール1アシスト
2014/15 フォルトゥナ・デュッセルドルフ 19試合2ゴール4アシスト
2015/16 1.FCハイデンハイム 26試合3ゴール2アシスト
2016/17 1.FCハイデンハイム 20試合1ゴール
2017/18 1.FCハイデンハイム 10試合1ゴール
3シーズンをオーストラリアのAリーグで過ごした後、ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへと移籍。13/14シーズンの序盤はセカンドチームにてプレーしたが、11月にトップチームに定着すると左右のサイドハーフとしてプレー。
特筆すべきは2014年4月で、この月は4試合で4ゴール1アシストを決める大車輪の活躍。
この活躍が認められ、翌月には南アフリカとのテストマッチにてオーストラリア代表初キャップを記録。そしてワールドカップ本大会では背番号10番を背負いグループステージ全試合に出場を果たした(3試合とも途中出場)。
プレースタイルと能力
本人も「武器はスピード」と言っているように、走力を武器にサイドからの攻撃がハロラン選手の持ち味。
2012−2014の動画はコチラ:
また選手の能力値詳細を設定しているサッカーゲームFIFAの最新作、FIFA18での能力値は下記のようになっている(2018年1月時点):
by sofifa.com
ご覧の通り「トップスピード」「加速力」の数値は突出している。
ちなみに同ゲームでトップスピード85をマークした主な選手としては、ヴァラン(レアルマドリー)、インモービレ(ラツィオ)、ザッパコスタ(チェルシー)などがいる。
ロシアへの切符を目指して
🇯🇵 El #VVarenNagasaki ha fichado al medio-ofensivo australiano Ben Halloran (25 | #Heidenheim). Firma por una temporada. pic.twitter.com/LSFoBo6Lyw
— 100% Fichajes (@mercatosphera) 2018年1月9日
2014年に彗星のごとく台頭しワールドカップ出場を果たしたハロランだが、同年9月のテストマッチ以降は代表での出場はない。
今回の移籍についてもオーストラリアでは、”forgotten”(忘れ去られた)ハロラン長崎へ移籍、という表現で報道された。
ハイデンハイムで10月以降出場機会を失っていた彼にとって、V・ファーレン移籍は夏のロシアワールドカップ代表入りを目指すための英断とも言える。
”忘れ去られた”オーストラリアのスピードスターが復活を果たしロシアで輝く、そんな新たな長崎の奇跡に期待したい。