トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン(27歳)は、軍事訓練中に「あるもの」が恋しくなったという。ロンドンのサッカー情報サイト『football.london』が伝えている。
Son Heung-min has been speaking about his military service. https://t.co/34nGXFjjq3
— football.london (@Football_LDN) June 23, 2020
ソン・フンミンは、2018年に韓国代表としてアジア大会を制し、21カ月間の兵役義務が免除された。それでも最低限の軍事訓練を受ける必要があり、コロナ禍によるリーグ中断期間を利用し、4~5月にかけてチェジュ島で3週間の海兵隊訓練に参加していた。
そんなソン・フンミンが、クラブ公式マッチデープログラムにて、リーグ中断と軍事訓練の経験を振り返ったという。「フットボールが僕の人生であり、最も楽しめることなんだ。特にチームメイトに会えないのが辛かった。みんな無事であることを願ったよ。」
「みんなに会えないことが本当に苦しかったんだ。家族よりも一緒に過ごす時間が多いような仲間だからね。僕がチームに戻ったときには、みんなが笑顔で迎えてくれた。感動したよ。」
今年2月には腕を骨折して一時はシーズン絶望と言われたソン・フンミンだが、中断期間中に怪我も癒え、リーグ再開後にはピッチ上で元気な姿を見せている。
「怪我、パンデミック、軍事訓練で3カ月ほどプレーできなかった」とソン・フンミン。軍事訓練については「3週間の訓練は大変だったけど、楽しめたし、特別な経験になったよ」と話す。
訓練期間中は携帯電話が禁止だったそうだ。「ファンのことも恋しくなったよ。訓練中は携帯が手元になかったので、みんなのメッセージを読むことができなかった。だから、後になってSNSなどでみんなからの書き込みをチェックしたときには本当に嬉しくなった。地球の反対側から僕をサポートしてくれていたんだね。」
そう考えると、訓練中にソン・フンミンが恋しくなったものとは、現代の生活に欠かせない「スマホ」ではなく、愛するサッカーやチームメイト、そしてファンだったのだろう。
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— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) June 3, 2020