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今最も旬な男 「怪物」井手口陽介の能力を分析する

岩崎 充

2017/09/06 01:12

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オーストラリア戦でのパフォーマンスにより一気に知名度を上げたガンバ大阪のMF井手口陽介。そのプレーぶりは海外メディアでも「日本で最高の選手」と賞賛されている。

筆者も4月の時点で代表に推薦する一人として井手口を挙げた(G大阪の中盤をそのままという構想だったが・・)。
参照:【日本代表】イラク戦に向けて最適なアンカー&インサイドハーフの組み合わせを考える。阿部、井手口らにもチャンスを

今回はそんな旬なプレイヤー、井手口選手について彼のプロフィールとともにその能力と特徴を分析する。

プロフィール

名前:井手口 陽介 (いでぐち ようすけ)
所属チーム:ガンバ大阪

誕生日:1996年8月23日(21歳)
身長:171cm
体重:71kg
利き足:右
適正ポジション:セントラルハーフ/インサイドハーフ/ディフェンシブハーフ

代表歴:U-16、U-18、U-19、U-21、U-22、U-23、A代表
2016年8月リオオリンピック出場
2016年11月A代表初招集
2017年6月A代表デビュー

個人タイトル:ルヴァンカップニューヒーロー賞(2016年)、Jリーグベストヤングプレーヤー賞(2016年)

すべてにおいてバランスの取れたMF

◼︎オフェンス能力:平均69

[80]パス精度
[62]ドリブル精度
[69]シュート精度
[73]シュート力
[60]ヘディング精度

攻撃面の特徴はやはりそのパス精度。すでに今シーズンのJリーグでは7アシストを記録しているが、特筆すべきは8月26日の鳥栖戦。ダイレクトで右アウトサイドでクロスをあげ、ボールは鮮やかな軌道を描き長沢のゴールをアシストした。

またオーストラリア戦のゴールにも象徴されるように、ミドルレンジからのシュートも得意。

◼︎ディフェンス能力:平均71

[72]インターセプト
[73]タックル
[70]マンマーク
[70]カバーリング

ときにアンカーのポジションで出場するなど、その守備力はクラブでもお墨付き。
特に早い寄せからのボール奪取能力に長けている。

◼︎スキル能力:平均72

[67]シュート技術
[72]ボールコントロール
[75]フリーキック精度
[73]カーブ

特筆すべきはフリーキック精度。先日のオーストラリア戦では本田や清武といったフリーキッカーが不在ということもあったが全てのCK・FKを担当。
ガンバでもセットプレーを任されることも増えており、ここの数値はもっと高くてもいいかもしれない。

◼︎フィジカル能力:平均73

[78]スタミナ
[68]パワー
​[71]スピード
[74]ジャンプ

豊富な運動量も井手口選手の特徴。また空中戦においては171cmとハンデがあるが、それをジャンプ力でカバーしている。

◼︎メンタル能力:平均75

[72]ポジショニング
[80]精神力
[73]インテリジェンス
[65]創造性

日本代表メンバーからも「怪物」と称され、大舞台でも気負いしないメンタルの強さが大きな特徴。
そのため精神力はパス精度同様に80という高い数値に設定した。複数のポジションを高い次元でこなす戦術理解度によりインテリジェンスも高めの数値に。

長谷部と山口との比較

オフェンス・ディフェンス・スキル・フィジカル・メンタルの数値を純粋に平均した数値を総合値としている。

実は井手口選手の数値は8月30日の時点から若干修正しており、結果総合値は71から72へアップグレードされた。ちなみに筆者が作成した他の2名の代表ボランチ、長谷部と山口は長谷部が72、山口が69となっている。

参照:
長谷部誠
《オフェンス68/ディフェンス73/スキル66/フィジカル71/メンタル85》

山口螢 
《オフェンス68/ディフェンス72/スキル64/フィジカル75/メンタル68》

皆さんはこの数値をどのように捉えるだろうか。
選手の特徴を知る上でこのような数値が少しでも参考になれば幸いだ。

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数値はあくまで筆者が独自にレーティングしたものです。皆さんのご意見もサイトで募集しています。

サッカー選手数値化プロジェクト
https://www.football-playerstats.com/

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