≪注目の若手≫『育成のセレッソ』が女子でも健在&U20W杯得点女王の愛媛FW上野真美に注目!
昨年のU20女子W杯で得点女王に輝いたFW上野(真ん中)は愛媛でプレー。セレッソ勢を筆頭に将来有望な若手が多いのも2部の特徴。
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千葉選手のようなユース年代では無名だった選手の発掘もあるリーグではもちろん、若手選手の台頭にも注目。
特に育成と言えば、セレッソ大阪堺レディース。本格的に女子サッカーリーグに参入したのは2012年で、昨季は2部初昇格ながら3位へと大躍進。昨年11月から12月にかけてパプア・ニューギニアで開催されたFIFA U-20W杯には、FW西田明華選手、MF林穂之香選手、MF松原志歩選手と3人のアタッカーを送り込むなど、 成績以上に男子と同じく『育成のセレッソ』が形になって来ています。
また、そのU20W杯では5ゴールを挙げて大会得点女王も獲得したのが、愛媛FCレディースのFW上野真美選手。同大会では初戦からハットトリックを記録し、3位決定戦では意表をついた左足の巧みなループシュートで値千金の決勝点を挙げるなど、ゴールパターンの豊富な新世代の点取り屋です。
2部降格の岡山湯郷はテベスの親友に命運を託す!
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そして、昨年は日本代表の主将MF宮間あや選手らの退団騒動から始まり、13連敗を喫して2部降格となった岡山湯郷Belleは、育成組織から整備してクラブ全体を建て直すべく、中国のチームでも指揮を執った亘崇詞氏を新監督兼任ゼネラルマネージャーに招聘。
詳細は以前に執筆した下記掲載の記事に委ねますが、亘氏はアルゼンチンの強豪ボカ・ジュニアーズで選手としてもスタッフとしての経験も持ち合わせ、日本でも男子の育成年代や女子の指導歴も豊富という類まれな経歴の持ち主です。
また、ボカ時代の付き合いから、先頃中国の上海申花に加入して約46億円の世界最高年棒となった元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス選手や、元同代表の司令塔であったMFファン・ロマン・リケルメ氏ら、世界のスーパースター選手の親友です。
彼等のオフシーズンに亘氏が湯郷温泉を用意していると、試合会場ではそんなスター選手とバッタリ・・・なんてこともあるかもしれません。
そんな冗談はさておき、世界的スター選手ともコネクションを持てるコミュニケーション能力の高さを発揮した亘氏は、このオフシーズンに1度は所属選手が7人になる事態もありながら、元日本代表FW木龍七瀬選手や、2012年のU20W杯で主将を務めて3位入賞に大きく貢献したMF藤田のぞみ選手ら実力派選手を集め、新たなチームとして再出発を果たします。
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そんな多岐に渡る注目ポイントが多い今季のなでしこリーグ2部。近畿・関西圏のサッカーファンの皆様は特に今季が女子サッカーを楽しむ1年となる機会です!
そこには男子サッカーとは違った競技に見える部分もありますが、狭いエリアでのパスワークやテクニック、細かい動きで相手の逆を取る駆け引きなどは見応え十分。局面によっては「男子より上手いんじゃない?」と思うプレーもあります。そして、何よりも選手との距離が近い!
是非とも現地でそんな彼女たちのサッカーを観戦してみて下さい!
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