いまや日本代表に欠かせない存在になったセビージャFCの清武弘嗣選手。
その清武弘嗣選手に負けじとJリーグで奮闘しているのが実の弟である清武功暉選手です。
ジェフユナイテッド市原・千葉(以下ジェフ千葉)に完全移籍が決定した清武功暉選手についてまとめてみました。
安心の大分トリニータユース出身
清武功暉選手は日本代表クラスの選手を多く育ててきた、大分トリニータユース出身の25歳(2016年12月時点)。
大分トリニータU-18ではキャプテンを務め、福岡大学進学後、2013年にサガン鳥栖でJリーグデビューを果たしました。
写真右が清武功暉選手by SponichiAnnex
しかし、サガン鳥栖ではなかなか出場機会に恵まれず、2015年7月にロアッソ熊本へ育成型期限付き移籍を果たします。
シーズン途中加入ながら移籍をしたロアッソ熊本で2015年シーズンはチーム2位となる7得点を記録するなど活躍を見せました。
キャリアハイの成績を残した2016年シーズン
2015年の活躍もあり、ロアッソ熊本での期限付き移籍期間を延長した2016年シーズンはレギュラーに定着。開幕5試合を4勝1分という快進撃を演じたチームにおいて、清武功暉選手も4ゴール1アシストと大活躍し、自身初となる月間MVPを獲得するなど、完全にチームに欠かせない存在となりました。
その後、4月に起きた熊本地震の影響もあり、チームもプレーにおいても非常に難しい時期を経て、最終的には12ゴール6アシストとキャリアハイの成績を残してチームのJ2残留に大きく貢献しました。
兄とは違う!そのプレースタイルは?
まさにブレイクを果たしたといえる2016年シーズンを過ごした功暉選手。ロアッソ熊本では2トップの一角としてFWをメインに左右のサイドハーフも務めるなど、攻撃面でのユーティリティを発揮しました。
兄の弘嗣選手と違い、ある試合の解説ではサイボーグと評されるほどフィジカルがあり、競り合いに強いのが特徴のひとつです。
強靭なフィジカルを活かしてポストワークもこなすこともでき、さらに前線からの守備でフィジカルコンタクトを仕掛け、奪ったボールからゴールを決めるなど、気合のこもったプレーを披露しています。
そして、兄・弘嗣選手と同じようにキックの質が高く、種類も豊富なためセットプレーにも強みがあります。また、ロングスローも投げることができるなど、攻撃面でとってもわくわくする選手です。
日本代表で兄弟が揃う日を見てみたい!
2017年シーズンはJ2のジェフ千葉に活躍の場を移す功暉選手。新天地でのレギュラー獲得、さらにジェフ千葉念願のJ1復帰を目指して戦うこととなります。
by J’sGOAL
しかし、この闘いに勝った先にはさらなるステップアップ、日本代表入りも現実味を帯びていそうです。
兄弟で同じ日本代表のピッチに立つ。近年の日本代表では無かった夢のある景色が見られることにも期待したいですね!