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え、翼くん?リーガで高まる評価!乾貴士のキャリア

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2016/02/07 20:05

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NEWS

SDエイバルでリーガ2試合連続ゴールを決めた乾貴士が躍動しています。評価が上がってきている乾のスペインでの評価、キャリアを紹介します。

乾貴士1
by SPORT.es

大久保以来11年振りのリーガ2試合連続ゴール

今季からリーガ・エスパニョーラのエイバルに移籍した乾貴士が第20節グラナダ戦で2試合連続ゴールを決めました。日本人選手のリーガ2試合連続ゴールは大久保嘉人(当時マジョルカ/現川崎フロンターレ)が記録して以来の約11年振りです。

第19節エスパニョール戦でリーガ初得点を決め、スポーツ紙でスペイン最大の発行部数を誇るマルカでは8点(10点満点)の高評価となり、スポーツ紙アスではキャプテン翼のスペイン版に例え、「オリベル・アトム(大空翼のスペイン名)を擁するニューチーム(南葛SC)だった」と乾と白のアウェイを着たエイバルを称賛しました。

“セクシーフットンボール”で高校サッカー界を変えた

乾貴士2
by カズキック

滋賀県近江八幡出身の乾は小学校、中学校とセゾンFCという一芸を徹底的に伸ばす方針で、ドリブルに特化したクラブに所属。2004年に野洲高校へ進学すると、磨き抜かれたドリブルを武器に2年生で左ウイングのポジションを掴み、第84回全国高校サッカー選手権で1学年先輩の楠神順平(サガン鳥栖)らと個人技を生かし、コンビネーションで崩す“セクシーフットボール”で衝撃を与えるハイレベルなサッカーで初優勝に貢献。

当時の高校サッカー最強チームで前年度覇者の鹿児島実業高校の選手の足が止まるほどの高度な組み立てをするサッカーによって高校サッカー選手権はどこが優勝するか分からない戦国時代を呼び込むきっかけとなりました。

香川真司との名コンビ時代〜海外へ

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by 美しき見聞録

高校サッカー選手権初優勝の翌年にはU-21日本代表にも選出され、最後の高校サッカー選手権では連覇を期待されるも3回戦敗退。

07年に横浜F・マリノスへ入団し、出場機会に恵まれず08年に当時J2だったセレッソ大阪へ期限付移籍。そこで香川真司と息のあったプレーを披露し、完全移籍となります。

09年1月にA代表に選出され、そのシーズンに香川27得点、乾20得点と2人で50得点近くを決める活躍で4年ぶりとなるC大阪のJ1昇格へと導きます。

そして盟友、香川の後を追うように11年8月にドイツ2部のVfLボーフムへ完全移籍し、12年には1部へ昇格するアイントラハト・フランクフルトへ移り、ハンブルガーSV戦でブンデスリーガ初得点を決めると3試合連続得点を奪い、UEFAヨーロッパリーグ出場など活躍。

そして15年8月にエイバルへの完全移籍となり念願だったリーガ・エスパニョーラでプレーする夢を叶えました。

A代表でも14年11月のホンジュラス代表選で代表初ゴールを奪うなど国際Aマッチ19試合で2得点と、まだまだこれからの日本代表に入ってきそうです。スペインの乾ファンは少しずつ増えてきそうですね。

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