2017年、Jリーグが変わります。毎年何かが少しずつ変化しているのは事実ですが、来年は大きく変貌を遂げる年になります。考えるだけでワクワクして来ます。
その大きな要因になったのは、新たに放映権契約をしたロンドンに本社があるパフォーム・グループのスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」の存在です。
7月30日に筆者が書いた今までの7倍!Jリーグが締結した2100億円という巨額の放映権契約についてにその内容を詳しく記載しましたが、
その記事でも指摘した通り、来年大きな変貌を遂げるのは、年間のシーズン制、優勝賞金と分配金、そして外国人枠という3つの改革が実行される事が決まったからです。
何よりもJリーグの価値が評価された事から得られた放映権料収入の大幅増から実現した事で、その資金によって来年のJリーグは更に面白くなるのは間違いありません。
何が変わるのか、簡単にご紹介致します。
by エスパルスインフォ
1年間を通したシーズンに変化
2015年からJリーグは2シーズン制で運営されています。1stステージと2ndステージで各ステージ優勝チームを決めて、それぞれのステージ優勝チームが年間勝ち点2位チームと3位チームと戦い、その勝者が年間勝ち点首位チームとチャンピオンシップで覇権を争い年間王者が決定する仕組みです。
by Yahoo!ニュース
サポーターからはとても不評な仕組みで、長らく続いた1シーズン制の復活を求める声が当初からありました。
そもそもこの制度はリーグ全体の収益を高める為に止む無く選択された方式でしたから、DAZNとの巨額な放映権契約のお陰で、最も改変が期待されたのがこのシーズン制の変革でした。
期待された通り、来シーズンからは2ステージ制をやめて、従来通りの1シーズン制になる事が決定されたのです。これによって、1年間のシーズンで最も勝ち点が多かったチームが優勝となり、とてもわかり易く、すっきりとしたシーズン運営に戻る事になります。
2年間実施された2ステージ制では、最も年間勝ち点が多いチームであっても年間チャンピオンになれるとは限らないという理不尽な結果が生まれなくなり、年間王者は自動的に決まり、シーズンの価値と重みが復活する事になります。
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