6月17日に再開したプレミアリーグが、経済に好影響をもたらしているようだ。英紙『The Sun』によると、自宅でサッカー観戦するファンのおかげで、出前とテイクアウトの注文が激増しているという。
コロナ禍によるロックダウンが緩和されたイギリスだが、プロスポーツは漏れなく無観客開催。プレミアリーグも例外ではなく、ファンはスタジアムではなくTVなどで観戦を強いられている。そのため、再開初日のマンチェスターC対アーセナルは過去3年間で最多の視聴者数(260万人)を記録したという。
Man City vs Arsenal most-watched Premier League game for three years as top five ever is revealed https://t.co/jcMfaPSa8i
— The Sun Football ⚽ (@TheSunFootball) June 19, 2020
さらに、ある産業にも好影響をもたらしているそうだ。それが食事の出前とテイクアウトのサービスだ。英国最大の出前サービス『Just Eat』のアプリによると、1分間に最大で1300件もの注文があったという。
そのピークが訪れたのは、同日に開催されたアストンヴィラ対シェフィールド・ユナイテッドのキックオフ直後の午後6時15分頃。毎分1300件のオーダーを記録した。さらに、同試合がハーフタイムを迎えると、ヴィラの本拠地があるバーミンガム地方で33%も注文が増えたという!
同じように、午後8時15分キックオフのシティ対アーセナルがハーフタイムを迎えた午後9時頃にも注文が15%増。毎時の注文数のピークは午後6~7時の時間帯で、7万6000件のオーダーがあったそうだ。その日の一番人気は、やはりピザ。次いで中華料理、そしてインド料理だったという。
『Just Eat』の経営責任者は「利用者がプレミアリーグの再開を祝うことは分かっていた。安全な自宅からサッカーを楽しむファンをサポートできて光栄だ」と“プレミア・バブル”を喜んだとか。
ちなみに、クラブ側も試合観戦用のデリバリーを開始している。例えばブライトンは、20日のアーセナル戦に向けて「5リットルのビール樽」「ミートパイ」「マッチデープログラム」などのお食事セットをデリバリー販売。発売から24時間も経たないうちに売り切れたという。
その効果もあったのか、ブライトンは格上アーセナルを相手に95分の劇的な決勝弾で、きっちりと勝ち点3を“デリバリー”した!
👏 Our Matchday Experience packages are now SOLD OUT for @Arsenal this weekend!
5⃣ litres of @Harveys1790 bitter
6⃣ @pigletspantry1 pies
🍬 A pack of Stadium Sweets
📖 One matchday programme… enjoy!#BHAFC 🔵⚪️ pic.twitter.com/oxnY0pPaBi
— Brighton & Hove Albion (at 🏡) (@OfficialBHAFC) June 17, 2020