本当の世界最高齢現役プロサッカー選手は
さて、今年のJ2リーグ開幕の2月26日はカズ選手50歳の誕生日。Jリーグで最年長選手であり、初の50代現役選手が誕生する訳です。
Jリーグで50歳まで現役を続けられるのは快挙で、出場し続けて得点を挙げれば、自動的に自身が持つ史上最年長記録を更新する事になります。多くのサポーターがその記録の更新を心待ちにしています。
Jリーグでも快挙ならば、世界各国リーグを見渡しても、この年齢まで現役を続行し公式戦に出場した例は聞いた事がありません。
世界の高齢サッカー選手について調べてみると、真偽の程がわからない情報や、所属リーグのレベルが不明な場合も多く、はっきり断言できないのですが、
ウルグアイの2部リーグ・カナディアンズのMFロベルト・カルモナ選手が54歳で世界最高齢現役プロサッカー選手の様です。
2014、2015年にギネスから世界最高齢サッカー選手と認定されていますが、この時点ではアマチュア選手でした。ところが2016年7月に2部リーグのカナディアンズがプロ契約をした事から、プロサッカー選手として世界最高齢選手になっている模様です。
しかし、カズ選手は10代にサントスFCとプロ契約して以来、現在まで30年間ずっとプロサッカー選手ですから、実質的にはカズ選手が世界最高齢プロサッカー選手だと言って過言ではないと思います。
その他にも真偽の程とレベルの分からない成功例選手情報はありますが、名目的にはカルモナ選手、実質的にはカズ選手という事で間違い無いと筆者は思います。
by スポーツ報知
海外メディアの反応
カズ選手の現役続行に関しては、世界各国のメディアも驚異的だと反応しています。
イギリスの放送局BBCは「ミウラが契約延長、50歳になっても現役」、イタリアのコッリエレ・デッロ・スポルト紙は「信じられないミウラ、50歳までプレー」、ポルトガルのパブリコは「”カズ”三浦、疲れを知らないサッカー選手」、スペインのエル・パイスは「”オリバー・アトム”、まだ50歳でプレー」、独紙ビルトは「このサッカー・オーパ(おじいさん)は(現役を)やめるつもりはない」等、ヨーロッパ各国メディアは50歳で現役続行しているカズ選手の偉業を称えています。
又、BBC「40歳以上までプレーした選手のベストイレブン」を選定し、カズ選手はは元イングランド代表テディ・シェリンガムとの2トップで選出されました。
この様に、海外で成功したサッカー選手でもなく、現在Jリーグの2部に在籍している選手ながら、カズ選手の動向は世界からも注視されているのです。
【トピック】『BBC』が40歳以上のベストイレブンにキング・カズを選出!2トップの相方は元イングランド代表FWシェリンガムhttps://t.co/fgPINxGFcY
その他、リバウドやギグス、ダービッツ、マルディーニらが選出されている#yokohamafc #Jリーグ pic.twitter.com/O7TTDmawrL— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) 2017年1月13日
「死んだ時のニュースで“元”サッカー選手とかっていうテロップじゃなくて、『サッカー選手 三浦知良 死亡』って出たい」と言うカズ選手。つまり一生涯サッカー選手でいたいという夢を持ち続けているのです。
「好きだからやっている」それがカズ選手が50歳まで現役を続けられている最大のモチベーション。
「カズのまま死にたい」と言う想いのまま、還暦を超えてもJリーガーでいるカズ選手を観たいじゃないですか!
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