清武弘嗣はスタメンを奪い返せるか?サミル・ナスリの復活とセビージャの戦術・ライバルたち

日本代表において最近、清武弘嗣選手はこれまで10番としてトップ下に君臨してきた香川真司選手を脅かす存在となってきています。そんな清武選手ですが、今シーズンからスペインのセビージャに移籍してから開幕時はスターティングメンバーに名を連ねていましたが、最近は試合に出ることができていません。今回は清武選手の今シーズンのこれまでのプレーなどを振り返りつつ、先日のアトレティコ・マドリーに1‐0で勝利した試合を掘り下げながら、清武選手のライバルとなる選手たちをまとめたいと思います。

清武弘嗣の活躍

リーガエスパニョーラ第1節セビージャ対エスパニョール(先発フル出場、1ゴール2アシスト)

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第4節エイバル対セビージャ(先発フル出場、1アシスト、乾貴士選手はメンバー入りせず)

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いい選手がたくさんいると感じた。代表選手もたくさんいる。ただ、去年から選手も大きく変わっているので、まだ新しいチームという感じはする。(ちなみにチームでスペイン語を全く話せないのは清武だけで)チームの一体感はあるが、スペイン人、アルゼンチン人、フランス人とグループがある。僕はポツンといますよ笑(それでもステヴァン・エンゾンジやアディル・ラミといったフランス人は英語を話せるので、近くにいることが多いそうだ)ステヴァンは優しい。いつも話しかけてくれるので、チームで一番話しているかな。196cmであれだけ足元の技術がある選手はなかなかいない。一緒にやっていてすごく勉強になる

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セビージャ対アトレティコ・マドリー、スターティングメンバーとハイライト

セビージャのスタメン
01
アトレティコ・マドリーのスタメン
ハイライト

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まずは今シーズンの注目ポイントの1つである監督のサンパオリとアシスタントコーチのリージョのコンビについて見ていきましょう。

監督のホルヘ・サンパオリ

ホルヘ・サンパオリ氏はアルゼンチン出身の56歳で、これまで南米のクラブチームで監督のキャリアを積んでいました。そんな彼が世界中から注目されるようになった大きなきっかけはチリ代表監督としての成果でしょう。2012年に前任のマルセロ・ビエルサ氏からチームを受け継ぐと、ワールドカップでは2010年南アフリカ大会に引き続き2014年ブラジル大会でもベスト16に進出し、さらには2015年自国開催のコパ・アメリカではリオネル・メッシ率いるアルゼンチンを倒して優勝しました。この優勝によって、FIFA最優秀監督賞にルイス・エンリケ(FCバルセロナ)、ペップ・グアルディオラ(当時バイエルン・ミュンヘン、現マンチェスター・シティ)とともにノミネートされました。


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サンパオリ監督のスタイルを語るうえで外せないのはビエルサ氏の存在です。サッカーの試合を録画して見るのが趣味で、「自分はこれまで2万5000試合のビデオを分析したが、サッカーの歴史上戦術というものは28種類しかなく、そのうちの19種類は守備的なもので、残りは攻撃的なものだ」という名言や、エル・ロコ(変人)のあだ名などが知られています。この夏は監督就任から2日で電撃辞任をしてその名を轟かせました。そんなビエルサ氏を信奉しているサンパオリ監督は、ビエルサ式のハイプレッシングとスピーディーな攻撃であまりビッグなタレントがいないチリ代表を強豪国の1つへと推し進めました。

アシスタントコーチのフアン・マヌエル・リージョ

フアンマという愛称を持つ50歳のスペイン人です。ビッグクラブを率いたことがなく、今回もアシスタントコーチとして就任したため、多くの方々がこの人物の名を聞いたことがないかもしれません。リージョといえばやはりペップ・グアルディオラが師と仰ぎ、最も影響を受けた人物と公言しているというエピソードが有名でしょう。当時現役選手だったグアルディオラが相手監督に、「どうしてあなたはそんないいサッカーができるんだ」といって話しかけ、それがグアルディオラとリージョの師弟関係の始まりでした。グアルディオラはその後当時リージョが監督を務めていたメキシコのクラブに移籍し、彼から多くを学んだ後にバルセロナBで正式に監督業をスタートさせました。

言うまでもなくリージョはポジションプレー戦術を信奉しており、以前バルセロナでグアルディオラをスポーツディレクターに、リージョを監督にという構想もありました。そんなリージョはバルセロナのサッカーについて、

ご存じのように、バルサは育成段階から同じコンセプトでサッカーをしています。その仕組みがない他のチームがそれを実現させることは簡単ではありません。しかしながら、ボールを中心にサッカーをとらえ、選手が常にボールと”共鳴”し合うように動くことができれば、論理的には可能です。ハードルはとても高いですが

良いサッカーをしても、勝たなければ何の意味もないという声をよく聞くが、良いサッカーと勝利を別物としてとらえることは間違いだと思う。サッカーの長い歴史を振り返れば、良いサッカーをしたチームが勝っていることが分かる。それがいつから別物になってしまったのか

と述べています。例えば日本代表のハリルホジッチ監督は”デュエル”という言葉をよく使いますが、リージョのサッカー観は”共鳴”という言葉に集約されるでしょうか。

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アトレティコ・マドリーの守備

アトレティコ・マドリーの闘将、ディエゴ・シメオネ監督は2014年のFIFA最優秀監督賞で3位にも選ばれた世界最高の監督の1人です。11人全員が豊富な運動量と激しいプレッシングを90分間続け、多彩なカウンターアタックを見せるチームです。シメオネ監督が率いてからのアトレティコ・マドリーは経営規模が大きいバルセロナやレアル・マドリーに匹敵する成績を残しています。1年目にUEFAヨーロッパリーグとUEFAスーパーカップを制すると、UEFAチャンピオンズリーグにも2度決勝戦に進出。最後に2度ともマドリー対決に敗れてしまいましたが、彼の手腕は非常に高く評価されています。

実際の試合について触れる前に、アトレティコ・マドリーの守備について2つの点について簡単にまとめておきたいと思います。

プレッシングの基準点(3つのゾーン)

守備の局面において、プレッシングを開始する基準点によって3つに分類されることが多いのですが、それぞれの特徴を見ていきましょう。ゾーン3(アタッキングサード)の高い位置から積極的にハイプレッシングをかける守備、ゾーン2(ミドルサード)でブロックを形成して待ち構える守備、ゾーン1(ディフェンシブサード)に押し込まれた状態での守備(”バスを並べる”という慣用表現もあります)です。

アトレティコ・マドリーは立ち上がりはゾーン3から積極的にプレッシングをかけ、試合が落ち着いたらゾーン2でブロックを組み、ゾーン1に押し込まれた状況でもうまく対応します。さらにゾーン2でブロックを組みながら相手のバックパスのタイミングでゾーン3まで押し上げてハイプレッシングをかけるなど、非常に細かいポジショニングとプレッシングを90分間継続することができます。

4‐4‐2と4‐1‐4‐1

フォーメーションはただの数字だという意見の人も少なくないと思いますが、システムがどのように噛み合うのか、どこにスペースが生まれるのかを理解するのにフォーメーションは大きな手掛かりとなります。もちろん最強のフォーメーションというものは存在しませんが、それぞれのメリットとデメリットを理解することは非常に重要です。また相手のフォーメーションが変われば、相手のデメリットとなるポイントが変わるわけで、攻め方を変えるなどうまく適応できるかどうかが試合の行方を左右します。

アトレティコ・マドリーの基本となるフォーメーションは4‐4‐2です。2トップ型と1トップ型の簡単な違いは、2トップ型フォーメーションでは相手CBの“運ぶドリブル”をの回数を抑えることができ、試合の展開を落ち着かせることができる一方、2トップの間を通された時はピンチになります。バルセロナのブスケツやドルトムントのヴァイグルが2トップの間のポジショニングの良い例です。さらにカウンター型のチームにとっては前線に1枚しか残っていないより2枚残って2人のコンビネーションでプレーした方が攻撃に迫力が出ます。一方、1トップ型フォーメーションでは中盤の枚数を多くでき攻撃の方向を誘導してボール前進を誘発できる一方、ブロックを押し込まれる可能性があります。ビルドアップにおいて、1トップ型と対峙する時には3バック化で両脇のCBが運ぶドリブルでボールを前進させるという形が現在は広く見受けられます。

またサッカーコートは横幅が68mあるのですが、4人で守り切るのは非常に難しいです。アトレティコ・マドリーの場合、ボールサイドに人数をかけてプレッシングをしボールを奪い取るのですが、サイドチェンジをされてしまうと広大なスペースを空けているのでたちまちピンチになってしまいます。従ってアトレティコ・マドリーは相手がサイドチェンジに優れる場合、4‐1‐4‐1(4‐5‐1)に変更してサイド攻撃に対応するのです。

しかしシメオネ監督はさらに、自発的なフォーメーション変更も行うことがあります。初めに指摘した通り、フォーメーションが変わればスペースが生まれる場所などが変わり、相手はその変更に対応して攻め方を変えなければうまくいかなくなってしまいます。4‐4‐2の時はサイドチェンジ、4‐1‐4‐1の時はアンカーとフォワードの両脇のスペースが弱点となります。そして監督にはそのフォーメーションの弱点を理解し補うためにチームをデザインすることが求められます。

実際に今回の試合でのアトレティコの守備の形はどうだったのでしょうか。アトレティコは4‐4‐2のシステムでゾーン3からのハイプレッシングを仕掛け、セビージャのビルドアップを防ごうとしました。2トップのガメイロとグリーズマンを中心に積極的な守備を見せました。

いつも通り、アトレティコはゾーン3からのハイプレッシングの時はマンツーマンでのアプローチを見せました。2トップが3バックにプレスをかけ、逆サイドのセンターバックにはサイドハーフが内側に絞りマークをします。3バックの前にポジショニングしているエンゾンジには主にコケが前に移動することでマークにつき、柔軟なポジションをとるナスリに対しては、彼のプレーによってマークを受け渡して対応しました。例えばナスリが左サイドバックの位置に降りてきたらアトレティコは右サイドハーフのコレアが捕まえ、中央でポジショニングした場合はガビが対応していました。

しかしながらアトレティコはゾーン3からのプレッシングだけでなく、ゾーン2でブロックを形成する守備も兼用していました。4‐4‐2(‐0)とも形容される中央圧縮のシステムで、コンパクトなゾーンディフェンスを見せました。

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セビージャのポゼッション

セビージャのビルドアップは、ゾーン2で守備ブロックを敷いたアトレティコに対して、ワイドに開いた3バックを中心にボールを両サイドに循環しながら縦パスを出すタイミングを伺っていました。そしてサミル・ナスリとスティーブン・エンゾンジがビルドアップにおいて重要な役割を果たしていました。エンゾンジは基本的に3バックの前の中央に位置し、2トップの中央でパスコースを作り、時々DFラインに降りる動きも見せました。ナスリは左サイドを中心にダイナミックな役割を担い、多くのポジションに出現しました。よく見られたパターンは、左ウイングバックのエスクデロが高い位置を取った時に、左サイドの低い位置に降りてビルドアップを助けました。また両ウイングバックがサイドの高い位置にポジショニングした時には、両ウイングが内側にポジションを取り、ピッチ上にできるだけたくさんのトライアングルを作り、コンビネーションを生み出せるようにしました。


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ビルドアップにおいてナスリのプレーが中心となっていたことからわかるように、セビージャの攻撃は左サイドから始まることが多く見られました。ビエットが高い位置取りをして空いたスペースに、ビトーロが左サイドから内側へ移動してボールを受ける形が目立ちました。またエスクデロが横幅の役割を担うことが多かったですが、ビトーロがワイドなポジショニングの時は内側でプレー(ハーフスペースでのプレー、“偽サイドバック”の役割)することもありました。セビージャが流動的なポジショニングを取ることでダイナミックなトライアングルを生み出し、コンビネーションを見せました。


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ナスリはこの試合で最もボールに触った選手でしたが、ボールに常に関わり続けるポジショニングを取り、DFラインに降りる動きでボール循環を助けました。
ナスリは多くの場面でボールに近づく動きを見せていましたが、反対のことも何度か行っております。ボールから逆サイド、特に逆サイドバックのスペースでボールを受けると、攻撃を生み出すことで影響を与えました。


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セビージャがボールをアタッキングサードまで運ぶと、ナスリの役割はボールを保持しながら左サイドを中心に味方たちを結びつけてコンビネーションでアトレティコのタイトな中盤を壊すことになります。彼の動きは可変的で即興のように見えますが、多くのパスコースによってアトレティコのインテンシティの高い守備ブロックはプレッシングを躊躇う状況になるのです。攻撃側から見ても、ナスリのプレーはチームメイトにオープンなスペースを与えることができます。ナスリの自由なポジショニングによって、アトレティコの中盤のプレッシングを混乱させ、中盤にギャップをもたらしました。

清武の最大のライバル、サミル・ナスリ

マンチェスター・シティでペップ・グアルディオラ新監督のプランから外れることになり、今シーズンからリーガ・エスパニョーラのセビージャへと移籍したサミル・ナスリ。「太りすぎ」としてコンディション調整に苦しんでいるとも言われていましたが、セビージャ加入後はチームの中心として活躍しており、不調という評価を吹き飛ばしています。加入時には「最後の瞬間まで、彼(ペップ)は俺を残留させようとしていた。俺にプレーできると言ってくれた。 だが、俺は愛と多くのプレー時間をくれる家族的なクラブを欲していた。セビージャならそれをくれると思ったんだよ」とのコメントを残しています。

トップ下やサイドハーフを主戦場とする攻撃的ミッドフィールダーで、非常にテクニックに優れる一方、素行の悪さからフランス代表をほとんど追放されるような過去もあります。プレースタイルやプレーエリアからも清武選手の最大のライバルとなる存在です。足元のテクニックや短い距離でのコンビネーションでは清武選手よりも上と言えるでしょう。

スティーブン・エンゾンジ

始めに載せた清武選手のインタビューにもあるように、フランス人のエンゾンジはよく話しかけてくれるそう。強靭なフィジカルと高い守備力に加えて、196㎝の身長からは考えられないような足元の高い技術が特徴の守備的ミッドフィールダーです。なんとフランスのフル代表経験はありません。清武選手にとってはライバルというより相棒となるべき存在です。

フランコ・バスケス

清武選手やナスリ、ガンソらと同様に今シーズンからセビージャに加入した攻撃的ミッドフィールダー。左利きであり、トップ下や右ウイング、2トップの一角などをこなす選手で、清武選手と直接的にライバル関係となるのかは微妙ですが、プレーエリアが被る選手です。前所属のパレルモ(イタリア、セリエA)ではパウロ・ディバラ(現ユヴェントス)とともに2トップで素晴らしいコンビネーションを見せました。

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アトレティコ・マドリーのボール保持の問題点

守備に特徴のあるアトレティコ・マドリーですが、シメオネ監督のもと年々ボール保持のクオリティの向上にも取り組んでいます。昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝のレアル・マドリー戦のように、アトレティコがボール保持を促されるゲーム展開の時もあり、何でもできるチームへと近づいています。EURO2016で準優勝となった開催国フランス代表でもその存在感を発揮してくれましたが、グリーズマンはセカンドストライカーとしてだけではなくゲームメーカーとしても優秀であることを見せつけました。

またカラスコとコレアはサイド攻撃で重要な役割を担い、アトレティコがもはやただのワールドクラスの守備チームではないということを示してきています。しかしセビージャ戦では、彼らの攻撃はそれほど脅威となりませんでした。

セビージャのボール非保持時は、典型的なサンパオリ監督のスタイルのようにすぐに帰陣し、ビエルサ氏の影響を受けたマンツーマンの守備でアトレティコのビルドアップに臨みました。中盤のガビとコケが激しいプレッシャーを受けたため、アトレティコのDFラインはボールを前線に繋げることができずにロングボールを放り込んでしまいました。エンゾンジの後方にはスペースが広がっていたのですが、アトレティコのセンターバックはそのスペースへ縦パスを入れることがほとんどできませんでした。

アトレティコが作り出したチャンスはほとんどがポジティブトランジション(ボール非保持から保持への切り替え)またはロングボールからのカウンタープレッシング(ゲーゲンプレッシング、セカンドボールへの反応)からであり、ビルドアップから攻撃を作り出すことができませんでした。

しかしグリーズマンが低い位置に落ちてくることによって中盤で数的優位を生み出せるようになり、アトレティコが徐々にセビージャのプレッシングを回避できるようになってきました。グリーズマンがDFラインから直接ボールを受けて、ボールを運ぶことができるようになり、さらにカウンターアタックでも相手に脅威を与える存在となりました。

これらの機会によってあまりゴールへの脅威を与えることはできませんでしたが、後半はさらに悪化してしまいます。

ハーフタイム後

ハーフタイムにアトレティコはコレアに代わってニコラス・ガイタンを投入。後半立ち上がり10分ほどでセビージャはいくつかのチャンスを作り出すことに成功し、前半と同様に素早いコンビネーションとナスリの輝きを見せました。これに対してアトレティコはさらに56分にカラスコを代え守備的ミッドフィールダーのチアゴを投入。コケをサイドに移しました。

この選手交代によって中盤の守備は強化されましたが、セビージャの攻撃はその後もチャンスを作り続けました。アトレティコは66分にガメイロに代えてフェルナンド・トーレスを投入し早々と交代カードをすべて切りますが、なかなかチャンスを作り出せません。

これまで左サイドを中心にナスリのプレーによって試合が展開されてきたのにも関わらず、ゴールは全く関係ない展開から生まれました。73分、エンゾンジは自陣でスローインを受けた後、縦へ抜けてビエットのスルーパスを受け、そのままオブラクが守るゴールに流し込みました。

さらに77分、アトレティコはコケが退場してしまい、1人少ない10人で1点のビハインドを背負うことになりました。一方のセビージャは89分にバスケスに代わってイボーラ、90分にビエットに代わってコレアを投入し、時間を使いながら1点のリードを守り抜きました。

ガンソ

サントスでネイマールとともに活躍し、2011年のクラブワールドカップにも出場したガンソ。 盟友ネイマールが世界トップ選手に飛躍した一方、ガンソは不調に陥りセレソンからも遠ざかったものの、サンパウロ移籍をきっかけに復調。出場こそなかったもののコパ・アメリカ・センテナリオで4年ぶりにブラジル代表に招集されました。

いわゆる典型的でクラシカルな「10番」タイプで、左足から繰り出されるパスやシュートセンスは世界でも有数のものを持っている一方、守備意識や運動量の低さが課題となっています。

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