10月15日に決勝を迎える2016年JリーグYBCルヴァンカップ。従来のJリーグヤマザキナビスコカップから名称を変えて(準々決勝以降)迎える今年の決勝は、浦和レッズとガンバ大阪が戦います。
近年のJリーグで互いにしのぎを削り合ってきた2チームによる「ナショナルダービー」がルヴァンカップ決勝で実現することになります。
1993年のJリーグ開幕カード
浦和レッズとガンバ大阪の2チームには共通点があります。
まずは、1992年に発足したJリーグ(開幕は翌1993年)の初代加盟チーム、「オリジナル10」であることです。
1993年5月16日に行われたJリーグ開幕戦、ガンバ大阪が初勝利を挙げた相手が浦和レッズでした。
今でこそJリーグ屈指の強豪である両チームですが、初期のJリーグにおいて、両チームは下位に低迷し、お荷物扱いされていた時代も存在しました。
J2降格から這い上がった両チーム
この両チームはJ2降格の屈辱を味わいながら、Jリーグを代表する強豪チームになったチームでもあります。
浦和レッズは1999年のJ2降格後1年でJ1に復帰すると、2006年にJ2降格経験チームではJリーグ史上初となるリーグ優勝を果たしました。
一方ガンバ大阪も2012年にまさかのJ2降格を経験、挫折を味わいました。
しかし、2013年にJ2優勝を果たすと、J1に復帰した2014年には柏レイソル(2011年)以来となるJ1昇格一年目のチームによる優勝を成し遂げました。
1 2