プロチームはもちろん、大学や高校などアマチュアチームも参加し日本一を決める、天皇杯が8月27日に開幕しました。
この天皇杯の開幕序盤に注目されるのが、下のカテゴリーのチームが上のカテゴリーのチームを倒す、ジャイアントキリング。
2016年も2回戦終了時点で早速ジャイアントキリングが起こりました。
そのなかでもなかなかな衝撃があった試合をピックアップ!
J1クラブを相手にJ3クラブが大量得点で大勝利!
2016年の天皇杯第2回戦でもっとも衝撃的だったといえる試合が、J1ベガルタ仙台対J3グルージャ盛岡の一戦。
2012年にはJ1で2位となるなど、J1唯一の東北チームとして東北サッカー界を牽引しているベガルタ仙台にJ3グルージャ盛岡が挑むという構図でした。
元幹部の不正事件・5年連続1回戦負け
グルージャ盛岡は天皇杯では5年連続1回戦負けという成績に加え、元チーム幹部の不正事件が発覚するなどチームが大きく揺れている状態でした。
しかし、6年ぶりに天皇杯1回戦を突破しJ1勢に挑むという状況でかなり高いモチベーションを持ってこの一戦に臨みました。
その結果、5-2という大量得点でのジャイアントキリングを達成!
公式戦でJ1勢に初めて勝利、また岩手県勢として初の天皇杯3回戦進出を決めた記念の一戦となりました。
アマチュアサッカーの雄が脅威の2戦連続でジャイアントキリング
衝撃度ではグルージャ盛岡のジャイアントキリングが1番と言えそうですが、それに匹敵するほどの驚きを与えているチームがあります。
それが静岡県代表として天皇杯に挑んでいるJFL所属のHonda FCです!
Honda FCとは?
日本アマチュアサッカーの最高峰であるJFL(日本フットボールリーグ)で毎年優勝争いの常連となっている名門のHonda FC。
本田技研工業株式会社の企業チームであり、プロ契約選手は数名でほとんどの選手が社業をこなしながらのアマチュアチームです。
6年ぶりの天皇杯出場で快挙!
そんなJFLの強豪であるHonda FCも2016年の天皇杯出場が6年ぶりと久々の出場となりました。
久々の天皇杯1回戦の相手はJ2のFC岐阜。格上のプロチームに対してHonda FCは2-1でジャイアントキリングを達成!
さらに続く2回線では同じくJ2で昇格争いを演じている松本山雅FCと対戦。
2015年はJ1で戦っていた強豪に対してまたしても2-1で勝利!!
これで天皇杯の県予選決勝で対戦したJ3の藤枝MYFCと合わせてプロチーム相手に3戦連続のジャイアントキリングを起こすという快挙を起こしました。
3回戦の要注目カード
J3のグルージャ盛岡にJFLのHonda FCが印象的なジャイアントキリングを起こした2016年の天皇杯。
そんな両チームが9月22日の天皇杯3回戦で対戦します!
普段のリーグ戦では対戦しない上位カテゴリーのチームに対するモチベーションの高さでジャイアントキリングを果たした両チーム。
受けて立つ側になるグルージャ盛岡が順当勝ちするのか、4回目のジャイアントキリングをHonda FCが起こすのか要注目の1戦となりそうですね。