浪速の怪人の異名を持つガンバ大阪FWパトリック選手。
今やガンバ大阪において欠かせない選手へと成長し、相手チームから恐れられる存在へとなりました。そんなパトリック選手の今後の目標はまさかの「日本国籍の取得」。日本代表にとって最強の助っ人になるかもしれないパトリック選手を紹介します。
by SOCCER KING
苦悩が続いた若き頃
2008年にブラジル国内でプロデビューを果たしたパトリック選手。しかし、デビューしてすぐに活躍をすることはできませんでした。ブラジル国内のクラブを複数渡り歩き、2013年に川崎フロンターレへの期限付き移籍をきっかけに来日を果たします。しかし、そこでもパトリック選手の苦悩は続きました。開幕から目立った活躍を川崎でも見せることができず、わずか8試合出場の2ゴールという結果に終わり、半年限りでヴァンフォーレ甲府へと移籍することになってしまいます。その悔しさを糧に、甲府では移籍後出場停止以外の全試合に出場し、5ゴールを挙げ、チームの中心選手として活躍しました。翌年に、一度はブラジル国内のチームへ戻るものの、夏にガンバ大阪へ移籍し、自身にとって二度目の来日を果たします。
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転機となったガンバ大阪への移籍
2014年にガンバ大阪へ移籍すると今までのプレーが嘘だったかのように、驚異的な活躍を見せます。強靭なフィジカルと相手を置き去りにするスピードに磨きがかかり、日本代表でもある宇佐美貴史選手と2トップでガンバの攻撃を牽引し、ハットトリックを含む9得点をリーグ戦で挙げ、Jリーグベストイレブンに選ばれるまでになりました。また、ナビスコカップや天皇杯などでも重要な場面で得点を挙げ、チーム初となる三冠の立役者となりました。苦悩が続いた日々とは打って変わって、Jリーグの中で一目置かれる選手へと成長を遂げました。
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ピッチ外では家族を愛する良きパパ
パトリック選手はサッカー選手であると同時に、とても家族思いな良きパパでもあります。自身のツイッターやインスタグラムから家族を愛する気持ちが満ち満ちと伝わってきますので、ぜひSNSをチェックしてみてください。
🙏❤️ pic.twitter.com/Ken7Et5ZFQ
— patric (@patricaguiar) 2015, 7月 3
また、パトリック選手の長男のスピードがDNAを受け継いでいるのか、学校の徒競走でダントツ一位にもなっています!圧倒的なスピードで同級生に格の差をつける姿がとてもシュールで面白いのでぜひご覧ください(笑)
息子のビデオを見て寂しさが少し減らしました。😂😱🇯🇵💪😍♥️ pic.twitter.com/CunUFp907m
— patric (@patricaguiar) 2016, 2月 2
まさかの日本国籍取得表明
パトリック選手は今年のオフシーズン中に母国ブラジルへ帰省し、現地メディアのインタビューに答えたのですが、そこで衝撃発言がありました。なんと、「日本国籍を取得し、日本代表入りを目指す」ということを明らかにしたのです。続く、1月10日には自身のインスタグラム(SNS)で
日に日に更に日本のことが好きになります。僕の事をオープンに受け入れてくれた国です。私はいつの日か帰化する事ができれば、それがおこればとても幸せに感じるだろうなぁ
という書き込みをし、日本のサッカー関係者、ファンを驚かせました。
かつての日本代表には、ラモス瑠偉、三都主アレサンドロ、田中マルクス闘莉王といったように各世代ごとに帰化した選手が存在し、日本を引っ張る存在として活躍していました。パトリック選手のようなプレースタイルは日本人選手にあまりいないため、もし帰化するとなれば、必ず日本の戦力として機能してくれる事でしょう。日の丸を背負うパトリック選手がとても楽しみですね。
サッカーへの愛、家族への愛、そして日本への愛と本当に愛に満ち溢れたパトリック選手に今年も目が離せません。ゴール後の機関銃パーフォーマンスにも注目です!
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プロフィール
国籍:ブラジル
生年月日:1987年10月26日(28歳)
出身地:アマパー州マカパ
身長:189cm
体重:82kg
在籍チーム ガンバ大阪
ポジション:FW
背番号:29
利き足:右足