マンチェスター・ユナイテッドのストライカーがOBたちから賛辞を浴びている。英紙『Daily Mail』などが伝えている。
ユナイテッドは、10日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝でデンマークのコペンハーゲンを延長戦の末に1-0で下してベスト4進出を決めた。その試合で攻撃を牽引したフランス人FWアントニー・マルシャル(24歳)について、英国放送局『BT Sport』の番組に出演した解説陣が称賛した。
コロナ禍による中断以降から好調を維持しているマルシャルについて、ユナイテッドのOBであるオーウェン・ハーグリーヴスはイタリアの高級スポーツカーを引き合いに出し、「彼は“フェラーリ”だね。1億ポンドの選手さ!」と手放しで褒め称えた。
同じく元ユナイテッドのポール・スコールズは「普段は素晴らしいフィニッシャーなのに今夜はフィニッシュの部分が少し足らなかった」と無得点に終わったことを指摘しつつも「試合を重ねるごとにNo.9になっている」と評価。
共演した元ユナイテッドの点取り屋、ロビン・ファン・ペルシに至っては“ワールドクラス”と大絶賛。「マルシャルは常にチームメイトのことも見ているんだ。そこが他の選手とは違う。だから彼はワールドクラスなんだ。」
マルシャルは、2015年に10代選手の移籍金記録(当時)となる5800万ポンドでモナコから加入。いきなり結果を残したが、その後は伸び悩み、一時は批判を集めることもあった。だが今シーズンはキャリアハイとなるリーグ戦17ゴールをマーク。完全復活を遂げ、今ではチームに欠かせない選手となっている。
ユナイテッドの“跳ね馬”は、このままチームをELの頂点に導けるだろうか!?