ACミランの本田圭佑選手がオーナーを務めているオーストリア3部のSVホルンに、元日本代表の権田修一選手が1年間期限付き移籍をすることが決まりました。
プロフィール
名前:権田修一
生年月日:1989年3月3日(26歳)
ポジション:ゴールキーパー
Jリーグ161試合出場・日本代表5試合出場
by SOCCER KING
日本中が驚いた電撃移籍
FC東京の不動の守護神、さらには日本代表常連の権田選手。今季も開幕戦からフル出場を続け、安定したプレーを披露していました。そして、8月に行われる東アジアカップのメンバーに日本代表として選出されます。しかし、7/29の仙台戦後に体調不良を発症。東アジアカップも辞退せざるを得なくなってしまいました。
その後の診断で、医師から告げられたのは「オーバートレーニング症候群」でした。この症状に悩まされた権田選手は今季終了までJリーグのピッチに帰ってくることはありませんでした。ロンドンオリンピックでのベスト4にも貢献し、次世代を期待されていた選手を襲ったまさかの出来事に、日本のサッカーファンの間には衝撃が走りました。
by SOCCER KING
オーバートレーニング症候群って?
そもそも、オーバートレーニング症候群とはどういったものなのでしょうか。この症状は、大きな負荷をかけたトレーニングに対して、十分な栄養や休養を摂取していない時に起こるもので、競技成績の低下だけではなく、睡眠障害や食欲不振、血圧の上昇を引き起こすと言われています。重症になると競技復帰も不可能になってしまう、非常に怖い症状なのです。過去には、大久保嘉人選手や森崎浩司選手も発症しており、回復にはある程度の時間を要しています。
苦渋の決断。オーストリアの地で完全復帰なるか
そんな中で起きた今回の移籍。権田選手に手を差し伸べたのは本田圭佑選手がオーナーを務めるオーストリア3部のチームでした。移籍に際して、「一度は引退も考えましたが、欧州で一からサッカー人生を始めたいと思っています。」とコメントを残した権田選手。1月20日には約半年ぶりにフル出場を果たし、完全復帰への第一歩を踏み出しました!
by スポーツ報知
今回は1年間の期限付き移籍ということなので1年後にはまた日本のピッチで、いや、それよりも早く日本代表のピッチで権田選手のプレーを見ることができるでしょう!
ちなみにこのSVホルンというチームには、権田選手以外にも榊翔太選手や、ハーフナーニッキ選手など、他にも日本人選手が所属しているのでぜひ注目してみてくださいね。