ペップ・グアルディオラの来季の監督就任が発表されたマンチェスター・シティ。
現在、プレミアリーグ首位争いをしている強豪クラブは、様々なマーケティングを行っています。その中でも、クラブカラーを使った商品展開が独特です。今回の記事は、マンチェスターシティが提供する独特なクラブフードを紹介させて頂きます。
マンチェスターシティとは
マンチェスターシティ(以下シティ)はBig6(アーセナルFC、チェルシーFC、トッテナムホットスパーズ、マンチェスターユナイテッド、マンチェスターシティ、リヴァプールFC)と呼ばれるプレミアリーグ(イングランド1部)の中でも屈指の強豪クラブです。同クラブは1880年に設立され、1970年代までにリーグ優勝2回、FAカップ優勝4回、リーグカップ優勝1回、UEFAカップウィナーカップ優勝1回と強豪クラブでした。しかし、1970年代以降は1975-76シーズンのリーグカップ優勝以来タイトル争いから遠ざかっていたのです。
その後、2007年7月6日に元タイ王国首相タクシン・チナワット氏がクラブオーナーに就任。タクシン氏就任後のシティはクラブ財政及び状況が安定しませんでしたが、タクシン氏がUAE(アラブ首長国連邦)投資グループのアブダビ・ユナイテッド・グループ・フォー・デベロップメント・アンド・インベストメント(ADUG)へクラブを売却したことが転機となりました。
シティはオイルマネーを背景とした資金力でスター選手を次々と獲得して、2011-2012シーズンにプレミアリーグを制覇しました。そして、2014年にシティフットボールグループを設立してシティのブランドマーケティングを世界中に展開しています。
マンチェスターシティの独特なクラブフード
シティが所在するマンチェスターにはライバルクラブのマンチェスターユナイテッド(以下ユナイテッド)が存在しています。ユナイテッドのクラブカラーは赤色であり、シティはクラブビジネスや文化に赤色の使用を避けています。
話は変わって、イギリス料理は世界一不味いと言われることがあります。これには理由があって、食べる人が調味料で調理する前提で作られているため、イギリスのパブやレストランにはケチャップや胡椒などが常備されており、自分自身で調理をしないで食事すると不味く感じるのです。
ところが、先程説明したようにシティは赤色の使用を避けていますので、ケチャップを使うことが難しいのです。そこで、シティのレストランでは、フライドポテトに使用するケチャップの代用品を独自で作ることにしました。それは、非常にユニークなものでした。
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青いですねぇ…、シティはこのブルーソースをケチャップの代用にすることを決めたのです。材料はチーズなどが使われており、味も美味しいようです。このように、クラブフードにクラブカラーを使う独特なマーケティングが存在します。
まだまだ、シティーカラーのフードがありました
ちなみに、シティカラーのソフトクリームもあります。
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こちらは、同クラブサポーターの歌手ノエル・ギャラガー氏が子息のドノヴァンくんに用意した誕生日ケーキです(こちらは、クラブが作っているわけではありません)
伝説的ロックバンドOASISのマンチェスター・シティ愛について
これらは上記したソースより強烈なインパクト(?)はありませんが、クラブとサポーター共にクラブを盛り上げる気概を感じられますね。もしかしたら、ボルシア・ドルトムントがマスタードであったりとクラブフード毎に特色があるかもしれません。