ちょっと専門的で分かりづらい、そんなサッカー用語を解説するShooty的サッカー用語解説集。
第2弾は攻撃編として、「バイタルエリア」「アーリークロス」「ダイアゴナルラン」を解説します!
これでテレビ観戦がもっと楽しくなる!サッカー用語解説・守備編
バイタルエリア
サッカー日本代表の人気が高まったことや衛星放送で海外のサッカーリーグをテレビで見ることも身近になってきましたね。
そんな状況の中で、最近特に聞くことの増えた印象のあるサッカー用語に「バイタルエリア」があります。
by マイワールドアパート
この「バイタルエリア」とは、簡単に言うと『得点に繋がりそうなエリア』を指しています。具体的にどこのエリアを指していいるのかというのはあいまいな部分がありますが、大きく3つの定義があります。
①ペナルティーエリア内においてゴールの幅と同じ幅のエリア。
②守備側のDFとMF(特にボランチや守備的MF)との間にあるスペース。主にペナルティーアークと呼ばれる半円が書かれているエリア周辺を指す。
③得点になりやすいプレーが起こるエリア。この場合はチームごとに違いがあり、チームの攻撃のキープレイヤーが得意とするエリアを「バイタルエリア」と呼ぶ。
サッカーにおいてはゴールを決めることが1番の目的であり、攻撃側はこのバイタルエリアでどれだけ多くプレーができるか、逆に守備側はどれだけバイタルエリアに入らせない、プレーをさせないということが大事になってきます。
この「バイタルエリア」でのプレーを得意としている選手には日本代表の香川真司選手やバルセロナのリオネル・メッシ選手などがいます。
by モロットダイス!
アーリークロス
サッカーの攻撃において重要なサイド攻撃。このサイド攻撃を成功させるためにはサイドからゴールのある中央へボールを蹴りこむ、クロス(センタリング)が必要ですね。
このクロスには大きく2つの種類があり、「アーリークロス」はその1つです。
そもそもクロスとは、だいたいペナルティーエリアの横辺りまでドリブルやスルーパスで侵入をしてから中央へ上げるプレー。それに対して、「アーリークロス」はペナルティーエリアの手前(ハーフェイライン側)から中央へ上げるクロスのことです。
この「アーリークロス」のメリットは、相手DFの準備が整っていない内に上げることでゴールにつながりやすいことがあります。また、サイドの奥(深く)までボールを持ち込まないのでボールを奪われることが少ない、フリーの状態で安定したクロスが上げやすいというメリットもあります。
日本代表の酒井宏樹選手は特に柏レイソル時代にアーリークロスの名手として有名になりましたね。
by SOCCERKING
ダイアゴナルラン
最近のサッカー実況の中で特に聞くことが多いサッカー用語が「ダイアゴナルラン」ではないでしょうか?
この「ダイアゴナルラン」は『ピッチを斜めに走ること』です。日本代表の岡崎慎司選手が得意としているプレーなので、特に聞かれることが多くなっていますね。
by サカイク
この「ダイアゴナルラン」を行うメリットはズバリ、『ディフェンスを混乱させること』です。
ピッチの中央からサイドへ、逆にサイドからピッチの中央へという形で斜めに走ることで、相手デフェンダーに対して走りこんできたプレイヤーを誰がマークをするのか、斜めに走る相手に対してディフェンスラインを下げるか上げるかなど対応をさせることで連携が乱れ、隙を作りやすくなります。
また「ダイアゴナルラン」を行うことでスペースを創りだすこともでき、そのスペースに味方が入り込むことでパスの出し手に選択肢を増やすという効果もあります。
サッカー用語解説集・第2弾「攻撃編」として「バイタルエリア」「アーリークロス」「ダイアゴナルラン」を解説しました。
次回のサッカー観戦でもどれかは実況から流れる可能性大なのでどんなプレーだったかを注目して観戦してみてください!