テレビでサッカー観戦をしていて盛り上がりたいのに、サッカー用語がわからなくて集中できない!なんてことはありませんか?
そんなちょっとわかりづらいサッカー用語の解説集、第1弾は守備編をお届けします!
インターセプト
「ここでインターセプト!」といった実況ってよく聞きますよね。なんとなくボールを奪った時に使われてるような気がするこのサッカー用語を解説します。
「インターセプト」は守備側が攻撃側のパスを中間で妨害して奪うことです。現在の日本代表ではセレッソ大阪の山口蛍選手などが得意としてます。
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サッカーの攻撃で特に効果的なパスは、よりゴールに近い位置にいる選手へのパスです。このパスを渡されると守備側はとっても嫌なので、嫌なパスが渡りそうな場所を予測し、パスの受け取り側より先に相手側のパスをカットすることが「インターセプト」です。
このプレーをよく行うのは守備的なポジションのセンターバックやサイドバック、ボランチにいる選手です。
「インターセプト」を行うのに必要な能力は、『パスの先(出し手の考え)を予測する力』『パスの受け手より先にボールに触る身体能力の高さ』などがあります。
オフサイドトラップ
サッカーを見始めて一番最初にわからなくなる用語No.1と言ってもいいオフサイド。
オフサイドは「攻撃側の待ち伏せ」を禁止するためのルールですが、このオフサイドによる反則を上手く利用して攻撃側から守備側がボールを奪う作戦が「オフサイドトラップ」です。
オフサイドが成立するためには、攻撃側からパスが出た時点でパスの受け手が守備側のオフサイドライン(エンドラインから数えて2人目の守備側選手が基準)より後ろでボールを受ける状況にしないといけません。
そのため、守備側のセンターバック、サイドバックの最終ラインが連携をとってオフサイドラインとなり、攻撃側からパスが出る直前で一斉に前に出ることでパスの受け手をオフサイドポジションにしてしまうことが「オフサイドトラップ」です。
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この「オフサイドトラップ」を成功させるためにはディフェンスラインのセンターバック、サイドバックがタイミングを合わせて前に出るための練習が必要です。
また、究極1人でも「オフサイドトラップ」を掛けることは可能ですが、パスの受け手のポジションやボールの出るタイミングの見極め、自分の位置などの状況を素早く読み取る判断力が重要です。
ゾーンプレス
最近はあまり聞く用語ではなくなってきていますが、サッカーの守備戦術で最も有名といえるのが「ゾーンプレス」です。
1980年代にイタリア・セリエAのACミランを率いたアリゴ・サッキ監督が天才マラドーナを止めるために完成させたものとも言われています。
この「ゾーンプレス」は3つのディフェンスのやり方を組み合わせた戦術です。
まず、守備側の担当するゾーンをあらかじめ決めておき、そのゾーンに入ってきた選手をマークしたり、味方選手とマークの受け渡しをする『ゾーンディフェンス』。
ボールを持っている攻撃側選手へ2~3人でプレッシャー(圧力)をかけてボールを奪う「プレスディフェンス」。
オフサイドになりやすいように、ディフェンスラインをハーフェイラインに近く押し上げて攻撃をしづらくする「オフサイドトラップ」の考え方。
これら3つの考え方を組み合わせ、守備側が積極的にボールを奪いに行く戦術が「ゾーンプレス」と言えます。
サッカーの中でも守備側の用語は専門的のため、最初はわかりづらいところもありますが、わかってしまうと一気にサッカー観戦が楽しくなる用語でもあります。
今度のサッカー観戦では「用語」にちょっと耳を傾けて見てください!