松本山雅の10番!サポーターから愛されるFW・塩沢勝吾

プレイヤー

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by 松本山雅FC

長野県を本拠地とする松本山雅FC。そのメンバーの中で、ひときわサポーターから愛される選手をご存知でしょうか? 彼の名は塩沢勝吾。松本山雅FCの攻撃陣を引っ張るベテランFWです。今回は、塩沢選手のこれまでのキャリアをまとめました。

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by 諏訪赤十字病院

Jリーグ入りまでの道のり

塩沢選手は、1982年に長野県で生まれました。サッカーを始めたきっかけは、いとこのお兄さんの影響だったそうです。地元の上田高校を卒業後、浪人生時代には地元のクラブ・上田ジェンシャンでプレー。その後は山形大学に進学し、2005年9月には、当時J2のモンテディオ山形に特別指定選手として登録されます。しかし出場機会を得ることはできずに、山形とは2006年の選手契約を結びませんでした。その後、J2のサガン鳥栖と水戸ホーリーホックの入団テストを受験し、水戸に合格します。JFLの佐川印刷SCからの誘いもあったそうですが、山形のコーチだった手倉森浩氏の薦めもあり、水戸への入団を決めたそうです。

J2デビューと戦力外通告

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by DAILY HOLLY HOCK

水戸では入団1年目のJ2開幕戦からデビューを果たし、10月にはプロ初ゴールを記録します。翌年には主力選手として定着し、7ゴールを挙げましたが、2008年はスランプに陥り、シーズン途中にはセンターバックへの転向を図ったものの、この年限りで戦力外となってしまいます。

社員&選手 二足のわらじ

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by 佐川印刷京都サッカークラブ

2009年は、佐川印刷SCからFWとしての起用を前提としたオファーを受け、午後は社業に従事する社員選手として入団しました。すると、早い段階でチームにフィットし、JFLリーグ戦17得点でシーズン得点王を獲得します。しかし、2010年は前年ほどの活躍はできずに、この年限りで佐川印刷を退団しました。

松本山雅FCへの移籍

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by Jleague.jp

2011年、塩沢選手は、地元の長野県に本拠地を置く松本山雅FCに移籍しました。 2011年シーズンはFW陣とのライバル争いを制することができず、わずか3得点に留まりましたが、 松本山雅のJ2参入年となった2012年は、反町康治監督の指導の元でブレイク。自身初の2ケタ得点となる11得点を挙げます。戦力外通告や社員選手という過去があっての上でのこのブレイクによって、塩沢選手はファンから愛される存在となりました。

2013年も開幕戦の栃木SC戦でこの年のJ2ファーストゴールを決めるなどコンディションは上々に見えましたが、その後は不振が続きます。しかし、後半戦に入ると復調し、2年連続2ケタ得点となる10得点を挙げました。 2014年は途中出場が主となりましたが、全試合に出場。ところが、5月24日のJ2第15節ジュビロ磐田戦で左アキレス腱断裂の重症を負い、全治5ヶ月と診断されてしまいます。長いリハビリの後、11月15日のJ2第41節FC岐阜戦に途中出場して復帰を果たしました。

2015-2016シーズンのこれまで

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頑張れ!塩沢選手by 松本山雅FC

9月18日現在、松本山雅FCは2勝1分け6敗の勝ち点7。J1の2ndステージで17位、年間順位ではJ2降格圏にいるという厳しい状況にあります。塩沢選手も、出場試合数はわずか8試合で1ゴールという成績です。今後の奮起に期待したいですね!!

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